2009/11/11

■ 色彩デザイン 4 ■

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色の知覚的効果

色は置かれた条件によって見え方が変化する。

色の大きさ、背景になる色、照明、見る者との距離など、
多くの条件が色の知覚に影響を及ぼしている。

つまり、背景になる色や面積によって、同じ色が違う色に
見えたり違う色が同じ色に見えることもある。

また具体的な食事の場面を想定すると、料理の色は器や
付け合せになる野菜などの色の対比効果よって、
さらに美しく見せることも出来る。

このような色の見え方の変化は、無秩序に起こるわけではなく
一定の秩序を見出す事ができる。

色の見え方に関する具体的な傾向を把握する事によって、
様々な色彩計画や色彩選定の場面で、選定した色が

どのように見えるかを予測することができる。


視覚効果(錯視的色彩現象)として対比現象をみてみよう。

ある色が他の色と影響し合い、2色の色の差が強調されるように
知覚される現象を対比という。

色を観察する方法によって継時対比と同時対比に分類される。
継時対比は、ある色をしばらく見た後で別の色を見ると、

その色が変化して見えるような、時間を前後して色を見た場合の
対比効果のことである。

また同時対比は隣り合った2色以上の色を同時に見たときに、
色の見え方が変化する

対比効果のことで、以下のようないくつかの対比効果がある。 

明度対比、彩度対比、色相対比、補色対比、緑辺対比。




■ 本日の課題  色彩デザイン 4 ■  

対比現象の実際を自分で経験してみよう。

今はどのパソコンにもペイントツールなり、お絵かきツールが
付いていると思いますので、そのソフトを使ってパソコン上で
色の知覚的効果を確認してみる演習です。

背景色として四角形ツールで大きな黒を描いて見ましょう。
その黒の中に4cm角ぐらいのグレーを置いて見ます。

その左側に、背景色として大きな白を描いて見ます。
パソコンによって白は描かなくてもいいかもしれません。

その白の中に4cm角ぐらいのグレーを置いて見ます。

背景色が白の場合と黒の場合で同じ明度のグレー色を
比べてみると、白の場合には実際より暗く見え、
黒の場合には明るく見える。

有彩色、無彩色にかかわらず、図の色と背景色との明度差が
大きいほど対比効果は強くなる。

これを明度対比といいますが、このようにいろいろと
対比現象の実際を、いろんな色をつかって自分で確認してみましょう。


[ 参考HP ]

色の見え方1 明度対比>>


◇◇この章のキーワード

□暖色と寒色
□色の重たさ感
□膨張色と収縮色
□進出色と後退色
□鎮静と興奮
□色の見易さ
□負の残像
□対比現象
□同化現象
□透明視
□面積効果
□色の恒常性と色順応

◇◇

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