2011/03/29

■ クラフトデザイン 30 (金工)■

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■七宝焼きと琺瑯(ほうろう)■


七宝という言葉は日本独自の名称で、文字どおり七つの宝のように
美しいものという意味で使われるようになったものですが、

その語源は、阿弥陀経や法華経の経典に極楽浄土を表現して
「金、銀、瑠璃(るり)、玻璃(はり)、瑪瑙(めのう)、真珠、

しゃこ、によって彩られ、七宝荘厳なり」と説かれていることから
引用されたといわれています。

それほどに、硝子質の釉薬と金属の織り成す繊細華麗さは、
他に例を見ない美しさということであります。  


その技法は金、銀や銅、鉄などの台にガラス質の釉薬を塗り、
700~800度で焼付けて装飾を施す技法である。

輪郭を銀線などで仕切ってそこに釉薬を塗る技法を有線七宝、
線で仕切らず台に絵を描くように釉薬を塗る技法を無線七宝という。

他に地金の表面にタガネなどで彫金を施して釉薬を塗る象嵌七宝、
透かしにした部分に透明釉薬を塗る透胎七宝など様々な技法があり

他にマーブル七宝、噴釉七宝、書き割り七宝、銀箔七宝、有線七宝など
色々な技法があります。

そして、琺瑯(ほうろう)とは鉄、アルミニウムなどの金属材料表面に
シリカ(二酸化ケイ素)を主成分とするガラス質の釉薬を高温で

焼き付けたものです。
化学的耐久性に優れ、食器、調理器具、浴槽などの家庭用品や、

屋外広告看板、標識、鉄道設備用品、ホワイトボード、
化学反応容器などに用いられる。

その歴史は古く、紀元前1425年頃に製作されたと推測される世界最古の
琺瑯製品とおぼしき加工品がミコノス島で発見されています。

また、ツタンカーメンの黄金のマスクの表面にも
琺瑯加工が施されています。


参考HP

  七宝焼きの作り方と技法 >>





■ 金属加工その他 ■

金工という手加工の技法に対して、機械加工による金属加工の
ジャンルがあります。

かつては鍛冶屋などと言う呼称も使われていました。
鉄工所は、鉄という字が含まれているが、鉄に限らず広く金属類を

加工することを請け負っています。
現在では、プレス職人、溶接工など、細分化された名称が主として

用いられています。
建築物の鉄骨階段、手すり、フェンスなどさまざまな加工技術と

工作機械などが用いられます。



この章のキーワード

 ◇切削加工

  旋盤、自動旋盤、NC旋盤、NCフライス、放電加工、レーザー加工他

 ◇プレス加工

  単発プレス、順送、ブレーキ、タレパン等

 ◇放電加工

 ◇板金加工、精密板金

 ◇溶接加工

  スポット溶接(アルミスポット溶接)
  ガス溶接

  アーク溶接 - ティグ(TIG)溶接・ミグ(MIG)溶接
  ろう付け(ロー付け)

 ◇塑性加工

  冷間圧造(ヘッダー加工)
  汎用ヘッダー、多段ホーマー

 ◇粉末整形



■クラフトデザイン 30課題■

 ■ 金工・自由制作 ■

今までに習得した技法を応用して、決められた期間の中で
制作計画を立て、自由に何かを制作してみよう。

自分に合ったテーマや技法を見つけて追求してみてください。
金属だけではなく、この章の七宝焼きのように陶芸や木工など、

異なる素材や技術を併用して作品つくりに挑戦してみるのも
新たな作品作りの一つの傾向と言えるでしょう。

参考 HP

 ボルト*ナットのロボット置き物 ステンレス雑貨 kurobo工房 >>

 


◇◇
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2011/03/27

■ クラフトデザイン 29 (金工)■

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■シルバージュエリー・アクセサリーの制作■


ジュエリーは、すり出しのリング・平戸細工のネクタイピン・
寄せもの(いくつかのユニットを組み合わせたデザイン)の

ブローチの制作を通して、銀の特性や扱い方、彫金機械の
使い方を習得しましょう。




アクセサリー製作の技法

アクセサリーの製作技法には様々な方法があります。
鋳造、糸ノコ作業、ロウ付けといったいくつかの技法は、

基本ですので、より手の込んだ作業に取りかかる前に
マスターしておくといでしょう。

参考HP

 「すり出し」リングの作り方 >>

 秋田銀線細工(平戸細工) >>

 シルバーアクセサリーの総合情報サイト >>



この章のキーワード

◇焼きなまし
◇曲げ加エ

◇鋳造(キャスティング)
◇ロストワックス法

◇留め金具とジョイント
◇チェーンの制作

◇打ち出し加エ
◇玉台と溝台の使い方

◇ドリル作業
◇エナメル細工(七宝)

◇金属彫刻(イングレービング)
◇エッチングとフォトエッチング

◇ヤスリがけ
◇金具(仕立て金具と既製金具)

◇鍛造加エ
◇溶接

◇ハンマー作業
◇象眼

◇木目金
◇緑青付けといぷし仕上げ

◇酸洗いと冷却
◇糸ノコ作業

◇仕上げ磨き
◇溶かし網目模様

◇リベット締め(かしめ)
◇ロウ付け

◇スタンプワークと金型成形
◇石留め(セッティング)

◇テクスチャー仕上げ
◇ワイヤーの使い方

他の章と重複するキーワードもあります。




■クラフトデザイン 29課題■

アクセサリー製作の技法の中から下記の技法を学習し
なにかアクセサリーを制作してみましょう。


◇ロストワックス法

シルバーアクセサリーを作る方法は、シルバーの板などを
直接加工して作る一品製作と、ワックス(ロウ)で型を

作ってから鋳造する方法があります。
ワックスで型をとって鋳造する方法は、ロストワックス製法と

呼ばれ、同じものをたくさん作る場合に向いています。
ワックスで造った原型をシルバーやゴールドなどに置換える

製法の事で、道具も家に在るもので結構代用がききますので、
一度チャレンジしてみてみましょう。

ワックスは柔らかい素材の為、切断や削ったりなどの加工が容易で、
溶かして盛り付けなどの作業がが比較的簡単に出来ます。


参考HP

 ロストワックス法による指輪製作ガイド >>





◇アートクレイシルバー

アートクレイシルバーは純銀の微粉末と水、バインダー(結合材)で
構成されている銀粘土です。

水性粘土なので、既存の粘土と同じ感覚で造形することができ、
焼成することで純銀(純度99.9%)になります。

従来、特別な技術が必要だったシルバーアクセサリーづくりを、
手軽に楽しめる画期的な素材として注目されています。

参考HP

  銀粘土 アートクレイシルバー公式サイト >>


◇◇

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2011/03/25

■ クラフトデザイン 28 (金工)■

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■カトラリーなどの制作■ 

 金属を用いたクラフト物の制作



カトラリーとは、食卓で用いるスプーン、フォーク、ナイフなどの
金属用具の総称です。

市販されているカトラリーには、シルバー製とステンレス製のものが
多く使用されています。

シルバー製のものは、スターリングシルバーと呼ばれていて、
しっとりとした輝きは食卓に気品や格調の高さを演出してくれます。

また、カトラリーを置くもののことをカトラリーレストと言います。
家庭のカトラリーは、テーブル・ナイフ、テーブル・フォーク、

テーブル・スプーン、コーヒー・スプーン、ケーキ・フォーク、
デザート・ナイフなどがあります。

カトラリーの素材には、銀、ステンレス、木製などあります。
高級レストランなど高級食器とコーディネートするなら銀のカトラリーです。

但し、銀製品は、重厚な趣がありますが変色をするなど専用の
お手入れも必要です。

木製のものは、金属性にはない独特の優しい風合いがあります。
しかし水につけっぱなしにできない、表面の塗装がおちるなどあります。

普段よく使われるものなら手入れに気を使わなくもよいステンレス製が
一番おすすめです。

ステンレス製のカトラリーには、18-8や18-10といった
表示がされます。

これは18%のCr(クローム)と8%のNi(ニッケル)が
錆を防ぐために鉄(スチール)に入っている事を示しています。

8%より10%のニッケルが入っている方がより錆びにくく、
ニッケルの柔らかい色合いが、より銀器に近い風合いをだしています。

表面仕上げには、ミラー(鏡面)仕上げや、つや消し、メッキ等が
ありますが、時にはミラーよりも手間のかかったつや消しもあります。


参考HP

  燕振興工業株式会社ギャラリー >>





■ クラフトデザイン28 課題1 ■

過去に習得した打ち出しや鍛造の技法を応用して、それぞれ使い方の違う
スプーン・ナイフ・フォークの3つを総合的にデザインし制作してみましょう。



■ 課題2 箱の制作 ■

平らな板を貼り合わせて、箱を制作する。

一見単純なように思えるが、正確な切断、切削、ロウ付けの
技術が要求されます。


その他の金工作品の制作 (この章のキーワード)

◇鉄の表札
◇箱文字(看板など)

◇フロアライト
◇ワインホルダー

◇バーベキューグリル
◇テーブル

◇カエルの傘立て
◇カスタムナイフ

◇焼き印
◇卵焼き器

◇ガーデンアーチ
◇風見鶏

◇薪ストーブ
◇チャンデリアなど


◇◇

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2011/03/21

■ クラフトデザイン 27 (金工)■

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■ 金属の接合について ■




溶接とは(溶接の定義)


溶接(ようせつ、英語:welding)とは、2つ以上の部材を
溶融・一体化させる作業である。

材料に応じて、接合部が連続性を持つように、熱又は圧力もしくは
その両者を加え、さらに、必要があれば適当な溶加材を加えて、

部材を接合する方法である。



溶接法の分類


溶接は、その接合の機構によって、融接、圧接、ろう接に分けられる。


融 接:被溶接材料(母材 )の溶接しようとする部分を加熱し母材のみか、
     または母材と溶加材(溶接棒など)とを融合させて溶融金属を

     作ってこれを凝固させ接合する方法。 機械的圧力は加えない。


圧 接:接合部へ機械的圧力を加えて行う溶接法。


ろう接:母材を溶融することなく、母材よりも低い融点を持った金属の
     溶加材(ろう)を溶融させて、毛細管現象を利用して接合面の間隙に

    ゆきわたらせて接合をする方法。
    硬ろうを用いるろう付と比較的融点の低い軟ろうを用いるはんだ付とがある。


一般的な溶接法は主としてアーク溶接である。いわゆる溶接棒を使う溶接のこと。
半自動溶接と区別するために手棒溶接や手溶接と言うこともある。

風に強いので屋外でのアーク溶接には大体この溶接が使われる。
アークそのものの温度は5,500℃、アークの近くの溶融金属の温度は1,900℃程度で

あるから、溶接中にはわずか数センチメートルの範囲内で冶金学的な現象が
集約的に生じることになる。



代表的な溶接(この章のキーワード)

◇被覆アーク溶接
◇半自動アーク溶接

◇サブマージアーク溶接
◇ティグ溶接(TIG溶接)

◇スポット溶接
◇シーム溶接

◇鍛接(たんせつ)
◇ろう接(ろうせつ)

◇ガス溶接
◇テルミット溶接

◇エレクトロスラグ溶接
◇鋳掛け

◇電子ビーム溶接
◇レーザー溶接

◇ホットジェット溶接
◇プラズマアーク溶接

◇摩擦攪拌接合 (FSW)
◇摩擦圧接

◇超音波溶接




■ リベット・ボルト接合 ■


チタン リベット接合とは

航空機などの接合にも用いられる接合で、溶接ではなく、棒状の金属を
穴に差し、ハンマーで叩いてかしめるハンドメイドならではの接合法。

通常のシルバーアクセサリーの彫金のようにロウ付けせずにチタンを
リベット接合する利点は、ロウを使わず、素材のクオリティーを保てることです。

ロウは融点を駆使して熱を使うので、銀以外の亜鉛などが含まれるため、
金属アレルギーを発症する人には向かないためです。

建築の世界では、今はほとんど使われなくなった。



ボルト接合とは

ボルトとナットにより複数の鋼板等を締め付け接合する方法で、
以下のような種類がある。

(なお、ボルト接合は木材などでも使われます)


高力ボルト摩擦接合

  高強度のボルトで締め付ける事によって、接触面に摩擦力が生じます。
  この摩擦力よって、ボルト直角方向の力を鋼板等に伝える接合方法です。


高力ボルト引張接合

  高強度のボルトで締め付ける事によって、ボルト方向の力を伝える
  接合方法です。


支圧接合

    一般的な強度の六角ボルトなどで、主に支圧接合に使用されます。
  複数の鋼板等をボルトで結合することで、ボルト直角方向の力を、

  鋼板等とボルトの支圧面に生じる力により伝える接合方法です。




■ クラフトデザイン 27 課題 ■

上で述べた金属の接合方法の他にも、
カシメ接合 バンド接合 タップ接合 ねじ接合などが使われます。

下記のホームページを参考にしながら、いろいろと調べてみましょう。

<参考HP>

 鍛鉄デザインのポイント >>


◇◇

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2011/03/19

■ クラフトデザイン 26 (金工)■

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■ 金属の発色技法 ■



金工作品への最終的な仕上げとなる「着色」も、金属工芸の
大切な工程の一つです。

着色とはいっても、塗料(色素顔料)を塗ることはあまりしません。
金工品は、数百年単位でものの命を考えてきたせいか、剥落の

おそれのある塗料を避けてきたのかもしれません。
伝統的な金工技法に用いられる着色は、化学反応による素地の「発色」か、

もしくは漆や薬剤などの焼き付けが多いようです。
この着色法にも工房や技術者それぞれに個性や独創があり、金工作品の

大きな見所の一つでもあります。多くは、工房の秘伝技法となっています。
また、金属が持つ独特の色彩や光沢を活かした、金属工芸ならではの

美しい世界を築きあげています。
その美しい世界である「金属の発色技法」を調べてみましょう。




金属工芸の色着けは、時間とともに変化する金属の性質を
知ることから始まる。

そして、制作のプロセスと最終段階である着色との関係を実際の
制作をとおして体得していくことが大切である。

鋳金・彫金・鍛金のそれぞれに適した着色法について、金属の組成から
地金の色を生かした技法、さらには工芸品における色彩の背景に

ついても知っておく必要がある。



発色技法とは金属の表面に様々な化学変化を人工的におこさせ
皮膜を作るというものです。

目的として、金属に様々な色付けをするということの他、
表面に化学変化による皮膜を作ることで、内部にサビが

進行しないようにするという古来の知恵の集合でもあるわけです。
つまり、防錆、防腐効果をも兼ねているのです。

着色された金属の色は本当に美しいものです。
塗装では絶対に出せない色がそこにはあります。


参考HP

  鍛金のいろは-伝統の金属着色技法 >>



銅の着色

 緑青仕上げ
 硫化仕上げ
 煮色仕上げ


鉄の着色

 鉄錆
 鉄黒錆




■ 金属の表面処理加工 ■ 

金属はその物自体が色を持っており高い光の反射率により、
周りの風景をも鏡のように映しこみ色を発しています。

金属の磨き、発色、着色、メッキなどさまざまな工夫と工法が
なされています。

工芸からプロダクト、建築、インテリアなどに使用される
金属の表面処理加工などを調べてみましょう。


○鉄の表面処理加工

・防錆前処理加工
・電気亜鉛メッキ

・溶融亜鉛メッキ
・りん酸亜鉛化成被膜処理

・塗装処理
・溶射処理


○ステンレスの表面処理加工

・電解研磨
・精密鏡面加工「電解複合研磨」

・酸化発色
・染色処理

・酸洗い処理
・不動態化処理

・マグネシウムの陽極酸化処理
・最適な表面処理を選ぶ



○アルミニウムの表面処理加工

・アルマイト
・鏡面アルマイト

・羽布研磨
・化学研磨

・ 蒸着
・梨地アルマイト

・ホーニング(ショットブラスト)
・液体エッチング

・染色アルマイト
   シルバー・ブラックの他に様々な色が調色できる。

・脱脂洗浄
・塗装

・メッキ



上記キーワードのうち

●メッキ(鍍金)とは

メッキは金属の表面に目的に応じて他の金属を被覆し、地金属を
腐食から守ると同時に装飾し商品の価値を高めたり、

光沢を与えることにより摩擦などの抵抗から地金属を守ります。


参考HP

  メッキ(鍍金)とは >>




●溶射とは

燃料-酸素の燃焼、電気エネルギーなどの熱源を用いて溶射材料を加熱し、
溶融またはそれに近い状態にした粒子を基に吹き付けて皮膜を形成する

表面改質法の一種です。溶射は他の表面改質法(表面焼き入れ、浸炭、
窒化、イオン注入、メッキ、蒸着、肉盛溶接など)に比べて

多くの利点を持っています。



■ クラフトデザイン 26 課題 ■

金工と言うより、プロダクトか建築の領域になるのかもしれませんが、
上記のキーワードのうちアルミニウム専用の処理加工である

アルマイトということを調べてみましょう。


◇◇
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2011/03/17

■ クラフトデザイン 25 (金工)■

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■ 鍛造とは ■

古事記や日本書紀によると、4世紀当時、親交のあった百済 から
応神天皇の要請により、卓素という鍛人(鍛造技術者・鍛冶師)が来朝し、

韓鍛冶の法を伝えたとあります。
そんな古くから行われてきた鍛冶業の技術に、刀剣製作の技術を

取り入れた鉄工芸品などが近年多く作られています。
蝋燭立て・行灯・文鎮・ペンダントなどのアクセサリーなどが

作られているが、原材料もアクセサリーにあっては、玉鋼・ヤスギハガネ・
軟鋼・特殊材などの利用を図るなど、それぞれの地方の鉄文化と

現代科学産業産品とのコラボレーションなども見られる。
製作工程においては、形成を槌打ちによる鍛造で行なうのが特色であり、

その作品は鉄がもつ独特の味わいがある。
この鍛造とは字のごとく「鍛えて造る」 ということです。

鍛金が板材などを叩いて形成を行うのに対して、鍛造は
「鉄は熱いうちに打て」と言われるように、鉄を高温にして

たたくことにより鍛えると同時に、任意の形に形状を変えることを言います。
たたくということで固体の中の隙間をなくして一つの強い固体にし、

また熱いうちであれば容易に色々な形にも変えることができます。
これと同じように金属塊をたたく(鍛錬)とによって鋳造時に生じた

泡・ガス(気孔)を圧着させ、結晶粒を微細化し、組織を改良し機械的性質を
改善し、同時に目的の形状を作り、機械加工を省略もしくはその工数を

減らすことが<鍛造の目的>なのです。





鍛造の歴史、鍛造品の特徴・種類、鍛造方法

参考HP

  近畿鍛工品事業協同組合HP >>




■ 鍛造工芸品の製作 ■


自由鍛造

自由鍛造とは、金属材料を適当な高温に加熱し、プレスまたは
ハンマを用いて、その上下金敷間で力を加えて鍛造加工を行うことです。

鍛伸すえ込み、穴あけ、穴広げ、展伸、せぎりなど鍛造の基本作業を
それぞれ製品の使用目的、用途などに応じて組み合わせて

鍛錬、成形を行います。
大型鍛造品や、多種少量品で金型の使用に適さないものの生産に適用します。


製作工程写真

  森寅鋼業株式会社 HP >>

その他 ローリング鍛造、ハンマー型打ち鍛造などの動画が見れます。




ロートアイアン

ロートアイアン(Wrought Iron)は本来ヨーロッパの文化として発展して
来たものです。

鍛鉄、練鉄と訳されていますが、今日の工業化の時代以前にあっては、
鉄の製品はすべて手仕事による鍛造によって形が造られてきました。

こうした時代、生活の道具や武器は勿論のこと、すでにヨーロッパでは
建築の分野においても手工芸鍛造による装飾エレメントが発達したのです。

今日では鉄の加工技術は格段に進化し、その殆どが工業製品です。
しかしヨーロッパで発展した鉄の装飾デザインの価値観は、

その後もヨーロッパ文明の伝播と共に世界的に広がり、現代においても
ロートアイアンとして受け継がれているのです。

ロートアイアンは伝統的なヨーロッパの手工芸鍛鉄による
デザインの表現です。



参考HP

  ロートアイアンのよし与工房 >>



◇この章のキーワード◇

 フォージュ(炉)
 火鋏み工具
 フラッティング
 アンビル(金床)
 ハンマー
 アンビル
 治具



■ クラフトデザイン 25 課題 ■

制作例写真 参考HP

 川口鍛金教室 eギャラリー>>


このHPに作品集がありますので、参考にしながら
何か作品を作ってみよう。


◇◇


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■ クラフトデザイン 24 (金工)■

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■ 鍛金とは ■

金属の塑性(変形する性質)を利用した成形法を総称して
「鍛金」といいます。

精錬または合金に調整した金属材料を地金といい、
これを金槌で打つなどの方法で形を作ることをさします。

もちろん現代では産業的に工場の設備で地金が生産され、
機械で板・棒・線などに加工した金属材料が市販されていますから、

私たちはその材料を使って作品を作ることができます。
また、方法も産業界の新しい技術を取り入れることで、

多様な表現が可能となり、溶接などを使って大きな作品も
作られています。

鍛金に含まれる技法名の一部を紹介します。



◇鍛造(次の講座で説明します)

 主に塊状の金属を打ち延ばしてつくること。


◇打ち出し

 板状の金属を打ち出してレリーフや立体にすること。
 器物類の制作も含むが変形量の多い深いものは絞りを行う。


◇絞り

 板状の金属の周辺部を絞り寄せることで立体にすること。
 当て金と金鎚を使い,徐々に目的の形へと成形します。

 器などの回転体が基本となりますが、不定形の立体作品も、
 絞りを応用して作ります。



現在一般に鍛金と呼ばれている技法の多くは「絞り」によるもので、
木の台(当台)に当金を取り付け、板材をこの当金に当て、金槌、

木槌等で絞り込みながら成形するものです。
ここでは、板状の金属板を扱う絞りを中心に記していきます。



参考HP

 鍛金のいろは >>

 日本工芸会東日本支部 金工 >>




鍛金による造形手順例

1  図案(デザイン画)を画く。

2  地金取りをする。材料の伸び具合を計算して寸法出しをする。
    使用する材料  銅版の厚さ1.5ミリ

3  地金を丸切りする。
    金切り鋏を使い、地金を丸切りします。

4  槌絞り
    橦木槌を使用し、地金に皺がよらないように打ち込む。

5  槌絞り
    あて金を使用し、外側の底部から金槌で打ち絞る。

6  槌絞り
    目的の形になるまで絞り加工をする。
    一度打ったらその都度焼きなまします。

7  ならし
    ならし槌を使用し、形の歪みを取り内面が綺麗になるまで
    打ちならす。

8  縁を仕上げる。
    トースカンで水平に線を引き、鑢・キサゲ等で縁を
    滑らかにする。

9  完成
    仕上げを行い完成となります。



参考 HP

鍛金による製作 Work shop >>


■ クラフトデザイン 24 課題 ■

上記HPを参考に製作に挑戦してみましょう。


◇◇
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■ クラフトデザイン 23 (金工)■

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 ■ 彫金とは ■


彫金とは、読んで字のごとく「金属を彫刻する」事です。
鏨(タガネ)と金槌で金属を彫ったり打ち出したりして
装飾する技法を彫金と言います。

主な技法は、毛彫、蹴彫、片切彫、透彫、高肉彫、薄肉彫、
肉合彫等のほか、象嵌、魚々子打等があります。

鏨とは、鉄板などをたたいて切るのに使う「のみ」のことです。

用いる鏨の種類によって、色々な彫り方ができ、鏨が彫金師の
命といえます。

その鏨も自分で研いで、自分が制作する模様に合うように、
又彫りやすいように研いでいきます。

彫金師は、そのような鏨を何十本、何百本も使って制作してゆきます。
しかし現在では直接、金属を彫らない技法、前講座で述べた

ロストワックス(キャスト)や銀粘土で作るアクセサリーなども
彫金と呼ばれる事もあります。

平たく言えば、金属を使ったアクセサリーや、ジュエリーを
大まかに彫金と呼んでいます。

リングなどのジュエリーなどの製作はクラフトデザイン講座29にて
説明し、ここでは平板等に装飾する加工をメインとします。


参考HP

  東京彫金 >> 



■ 彫金技法 ■

彫金の技法としては、透かし・彫り・打ち出し・象眼などがあり、
彫りや象眼はさらにいくつかの種類にわかれる。

また使用する鏨にも用途別のさまざまである。


◇透かし

  地金を図案に沿って糸鋸や鏨で切り取ったり、彫り抜くこと。


◇彫り

  鏨を用いて地金を彫り模様や図案・文字を入れる。
  鏨には毛彫り・片切り鏨などがあり、蹴り鏨などの刻印に近い
  打ち方をするものなど多くの種類がある。


◇打ち出し

  地金の裏から大きく打ち出した後、表から細部を押さえていく
  ことにより、レリーフ様の絵画的なものから置物位の
  ものまで制作可能。


◇象眼

  本体の地金に意図する図案の溝を彫り、別の地金を
  嵌め込む技法。複数の象眼技法があり、本象眼と呼ばれる大きめの

  地金を嵌め込む方法や地金の表面に細かい目を入れて表面に金箔や
  金糸を打ち込む布目象眼などがある




鏨(タガネ)の種類

タガネには先端の平たい物から、尖った物もあり、多種多様、数も膨大です。
彫金をするための材質、模様などを考慮し、それらに適した

タガネを用いて細工を施していきます。



参考HP

  加賀象嵌技法入門 >> 




■ クラフトデザイン 23 課題 ■


参考HP
  京象嵌の川人象嵌HP >>


象嵌には上記のほかに、線象嵌、平象嵌、高肉象嵌などがある。
どんな工法なのか調べてみましょう。


  伝統工芸なぞなぞ百科 >>

また彫りにも洋彫り、和彫り、銅版彫刻などがあります。
これらをキーワードに調べてみましょう。


◇◇
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2011/03/09

■ クラフトデザイン 22 (金工)■

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■ 鋳金について ■



鋳金(ちゅうきん)とは、金属に熱を加えて溶かして液状にし、
鋳型(いがた)と呼ばれる型に流し込んで固める(鋳込む)ことによって、

金属製品として形作る技術です。
出来上がった金属製品を鋳物(いもの)といい、その工程は

鋳造(ちゅうぞう)ともいいます。
自動車や工作機械など産業製品から、鍋や鎌などの日常的な道具類や

灰皿や花入れなど身近な生活用品にも鋳物製品が広く用いられ、
ものづくりの基本的な技術となっています。


起源は紀元前3500年ほどといわれ、メソポタミア地方を中心に斧などの
鋳型や製品が発掘されています。

また中国でも紀元前3500年頃の鋳造による青銅器が多数発見されています。
日本へは、中国大陸、朝鮮半島を経て、弥生時代中期に伝来したと

されています。
当初は大陸から技術や材料がもたらされ、模倣製作を行うなかから、

技術が定着していったものと考えられています。

東大寺の盧遮那仏(いわゆる奈良の大仏)は747年に建造開始し
752年に開眼供養が行われましたが、坐像としては現在でも世界最大の

鋳造による仏像です。
高さが約15m、鋳造に使われた銅は約450トンにもなります。


参考HP

  蝋型鋳金 京都の工芸(京都工芸研究会) >>




鋳金は、工程が複雑で長く幾階にも分かれ時間のかかる地道な
技法と言われます。

加熱による金属素材の溶解を成形に利用する技法。
工程のほとんどは、溶かした金属地金を流し込む「鋳型(いがた)」の

製作と、冷え固まり荒れた素地の肌を綺麗に削り磨く仕上げ作業です。
一般に鋳金は溶解した地金を鋳型に流し込む作業と思われがちですが、

実際のそれは長い鋳金工程のうちのほんの一部分でしかありません。
茶釜、梵鐘、神鏡などが鋳金で製作されています。


~ 作品ができるまで ~

1、作品の構想

2、原型製作

3、鋳型製作

4、鋳型焼成(蝋型の場合 脱蝋・焼成)

5、金属溶解

6、吹き

7、鋳ざらい

8、仕上げ加工

9、表面処理・着色

10、完成



蝋型とはロウ型で鋳型を作り金属を流し込む安価で量産に適した
精密鋳造法です。



参考HP

  鋳造工程説明‐ロストワックス技法について >>



一方、金型製作など日本の工業技術を支えているのもこの分野と
いわれています。

工業製品の鋳金技術をネットで調べてみると

キャステムのロストワックス >>


上記HPのように、数千年の歴史の上に現代工業技術も
成り立っているのがわかります。



■ クラフトデザイン 22 課題 ■

参考HP

ロストワックス法による鋳造印の制作 >>


家庭用のバーベキュー・コンロを使用してロストワックス法に
挑戦した様子が見てとれます。

私達も挑戦してみましょう。


◇◇
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2011/03/07

■ クラフトデザイン 21 (金工)■

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■ 金属工芸・金工とは ■



金属工芸(きんぞくこうげい)は、金属を材料に細工をほどこす
工芸の一分野である。

世界史の青銅器時代の定義としては、石を利用した石器の代わりに
青銅を利用した青銅器が主要な道具として使われている事が
条件となっている。

青銅器が存在していても鉄器が主に使われる様になっていれば
それは次の時代の鉄器時代に区分されるとなっている。

この古い時代より人類は金属を加工して道具などに利用してきた。
青銅を作るためには銅と錫が必要になるため、これら鉱物資源の

産出もしくは入手が可能であることと、あわせて高度な火の利用と
冶金術が必要になる。

これが金属工芸の始まりである。
日本では弥生時代に鉄器と青銅器がほぼ同時に伝わったと言われており、

青銅器は祭器としてのみ利用され、青銅器時代を経ずにそのまま
鉄器時代に移行したと考えられている。

各地の古墳より出土する「金製垂飾付耳飾」など、4~5世紀の
古墳時代の金属工芸品でありながら、現代のイアリング・ピアスなどと

似たような感じのものが既に作られていました。
技法的にも、目指そうとするところも、時代はこんなにも変わって

いるのにほとんど何にも変わっていません。
もう現代に続く金属工芸のすべてはこの古墳時代に完成していたと

いっていいぐらいすばらしいものです。




■ 金属工芸の加工法

これらは金属をエレメント(素材)とし、その多くは可塑性をもつ
金属をさまざまな方法で加工することで、それぞれ希望の形状を

製作することを目的とし、工芸の範疇では大きな工場などによる
機械工作によるプレス加工などに対して手作業で作業することに特化し、

手持ちの工具(ハンマーなど)ないし動力工具(ドリルなど)で
加工できる「柔らかさ」を備えるものに限定されています。

多くの金属では熱を加えることで人力での加工に向くほか、
弱い力でも繰り返し叩くなど瞬間的な圧力を加えることでも

形状を加工することが可能である。


金属工芸は人間が金属を発見し利用するようになって以降に発達したが、
後に冶金学の発達にも伴い、さまざまな性質の金属を単体ないし

合金の形で扱うようになり、こと融点の低い金属ではダイカストのような
鋳造が盛んであるが、炉の発達など高い温度が利用できるようになると、

より融点の高い金属をも鋳造することが可能となっている。

また冶金学は金属の扱いにおいて硬化処理(鉄における浸炭など)や
アマルガムを含む合金による性質の変化を上手に利用することも行われた。

今日ではさまざまな金属が利用される関係で、工芸の分野でも
さまざまな技法が発達しているが、経験によって発達した

伝統的技法の中には失われた技術と化しているものもあり、
過去の名工による工芸品自体は残っているのだが、その製造方法は

不明だというようなものもある。




■ 金属加工の種類

金工技法は 「鍛金」 「鋳金」 「彫金」の大きく三つに分類することができます。


鋳金とは

作りたい形の型に、溶けた金属を流し込み金属の形態を作る伝統技法。


彫金とは

簡単に言うと、鏨と呼ばれる金属を彫る道具で文字通り金属を彫る技法のこと。
またイメージとしてアクセサリーを作るような細かい仕事が多い。


鍛金技法もまた三つに分類することができます。


打ち出し技法とは
金属の板材を叩いて部分的に地金を延ばすことで三次元の立体にする技法。


鍛造技法とは
金属のムク材や棒材を熱して叩き形を作る技法。
金属加工で一番世間一般がイメージするのはこの技法。

早い話が鍛冶の仕事。西洋ではアイアンワークと言う。


絞り技法とは
打ち出し技法と同じく金属の板材を加工する技法だが、その方法が異なる。
絞り技法は、金属の板材の金槌で叩きながら、表面積を厚みに変換することで

立体を立ち上げる。




◇この章のキーワード◇

材料と技法

◇ 金
◇ 銀

◇ 銅
◇ 錫

◇ 鉄
◇ 白金

◇ その他合金 アルミニウム ステンレス
◇ 技法

◇ 鋳造
◇ 彫金

◇ 鍛造
◇ 鍍金 (メッキ)

◇ 冶金学
◇ プレス加工(機械的な圧力を使う加工技術)


[参考HP]
燕市産業資料館ネットミュージアム >>



■ クラフトデザイン 21 課題 ■

この章のキーワードに載せた各材料などについて、
それぞれ、ネットサーフィンをしながらその歴史、

特徴・性質などを調べてみましょう。
併せて貴方の地方の金属工芸や道具についても調べてみましょう。


◇◇

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2011/03/05

■ クラフトデザイン 20 ■

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家庭用陶芸電気窯 陶職人2家庭用陶芸電気窯 陶職人2


■ 装飾・釉薬・焼成 ■



 ■ 装飾 ■


 絵付け装飾の種類と方法

1、化粧土を使った装飾 

  化粧土とは土石類を水で溶いたもので、
  成形した土とは違う土で作ったものを施す。

  釉薬と違う点は焼成しても色が変わらないということである。
  化粧土は陶芸専門店などで入手ができる。

  赤や青の色つきのものが主流で、粉末状と液状のものがある。


  作業方法・・・刷毛目、掻き落し、イッチンなど



2、下絵の具を使った装飾

  陶磁器の釉薬の下に描く彩画に用いる絵の具。
  硼酸、硼砂、珪砂などに各種金属酸化物や適当な安定剤、

  補助剤などを加えて焼き、粉砕・水洗いして作るもので、
  上絵の具より高熱に耐える必要がある。

  代表的なものに鉄分を含む弁柄、コバルトを含む呉須がある。


  作業方法・・・筆描き、指描き、スポンジなど、

         マスキングを使う方法もある  




 ■ 釉薬 ■

陶芸の大きな楽しみの一つに釉薬の扱いがある。
釉薬とは、焼き物に掛け一般的には1000度以上の温度で焼くことで

陶磁器の表面にガラス状のコーティングをするための液体。
石、灰、土、着色剤などで構成される。

釉の加減一つで作品は千変万化の顔を見せる。
基礎釉とも言われる透明釉の材料に顔料を混ぜ合わせることで、

色付きなどの釉薬をつくりだすことができる。
自分だけの釉薬を手にした喜び、窯を開けるときの胸の高鳴りは

計り知れないものがある。



参考HP

 陶芸用釉薬 >>


◇ 代表的な市販の釉の種類 ◇

透明釉、瑠璃釉、黄伊羅保釉、緑伊羅保釉、青伊羅保釉、

志野釉、織部釉、飴釉、黄瀬戸釉、天目釉、黒マット釉、

蕎麦釉、鉄砂釉、灰釉




■ 焼成 ■

陶芸は焼成を持って完結する。作陶に於いて、最後にして
もっともダイナミックな工程といえるだろう。

どんなベテランの陶芸家でも窯出しの瞬間はいつでも
ドキドキするものだという。

焼成は釉薬を溶かし作品の表面に皮膜を作る作業といってもよい。
一般的な釉薬は1260°Cほどで溶ける。

その他にも焼成には様々なテクニックがある。



◇窯の種類: 電気窯・灯油窯・ガス窯・薪窯(穴窯・登り窯)・炭窯他

◇焼成方法: 酸化焼成・還元焼成・炭化焼成・煙化焼成・還元落し・

◇焼成行程: 窯詰め・焙り・攻め・ねらし(徐冷ねらしもある)・(攻めもどし・ねらし)

         ・冷まし・窯出し




■ クラフトデザイン 20 課題 ■

[参考HP]

   私の釉薬 陶芸家 丸山陶季 >>


上記HPから釉薬のレシピなどについて学習してみましょう。


◇◇
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2011/03/03

■ クラフトデザイン 19 ■

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■ 電動ロクロによる成形作品の例 ■


◇ 電動ロクロで作る 片口 ◇


背が低く口が広い鉢タイプの作品の基本を学ぶ。
口が広い作品の作り方を習得する。この応用で皿や鉢などを

作ることが出来る。
穴のあけ方やのばし方が湯呑みとは少し違う。また、コテや

カンナも違う種類を使用する。



◇ 電動ロクロで作る 大皿 ◇


電動ロクロを使った大物の代表的な作品が大皿である。
ある程度の技術が身に付いたら挑戦してみてください。



◇ 電動ロクロで作る 蔓付平鉢 ◇


ロクロを使った大物の中でも難しい部類の作品だが、
基礎の技術があれば十分挑戦できる。

蔓はホームセンターなどで入手出来る。



◇ 電動ロクロで作る 自然釉壺 ◇


大きな壺をロクロで作るのはそれなりの技術と熟練を
要するが、作り上げたときの満足感はなにものにも
代えられないものがある。




■ 成形時にゆがんでしまった場合 ■

成形の途中や、乾燥の途中で粘土がゆがんでしまう事がある。
乾燥の際は風が一方からあたるとその部分だけ先に

乾燥してしまいゆがみが発生するので注意したい。
ゆがんでしまった時は、両手で形を整え修正する。

ヒビ割れや亀裂も、完全に乾いてしまうと修正はできないので、
乾ききる前に発見できるようにまめに状態を見るようにする。



■ 乾燥の方法 ■

乾燥において一番大切な事はすべての部分を、ゆっくり均一に
乾燥させることである。

急いで乾燥させたり、一方から風や日光を当てると形がゆがんだり、
ヒビが入ったりする。

特に、大物で土の厚さに差がある作品や、凸凹の多い作品は
特にゆっくりと乾燥させる必要がある。

一番良いのは、直射日光があたらず風通しの無い部屋で
乾燥させるのがよい。

口縁など粘土が薄い部分は、触ると崩れることがあるので
乾燥中は触らないようにする。




■ クラフトデザイン 19 課題 ■

[参考HP]

  羽鳥陶芸スクール 壺の作り方 >>


電動ロクロで造る自然釉壺

参考HPなどをみて、自然釉壺を作ってみましょう。
上記HPから他の作品の制作工程写真も見れますので

参考にして見ましょう。


◇◇
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2011/03/01

■ クラフトデザイン 18 ■

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■ 電動ロクロを使った成形 ■

多くの人が陶芸といって思いうかべるのが、この電動ロクロであろう。
土と炎の芸術を志した皆さんも「いつかはロクロで・・・」と

心に決めているに違いない。
電動ロクロにおいては、姿勢が非常に重要になる。

まず足を踏ん張り、体を安定させる。
脇を締めて両肘をモモにつけて腕がぶれないようにしなければならない。



電動ロクロによる作陶の流れ

1、土ころし

2、土取り

3、のばす

4、乾燥

5、削る

6、乾燥

7、素焼き

8、絵付け

9、施釉

10、本焼き



  土ころしとは、ロクロに粘土を接地して、引き上げて押し下げる
作業を切り返します。

この作業で土の中に含まれている空気を抜く。
ロクロの回転に腕が負けないようにしっかりと肘を固定する。

手の平を軽くまげて粘土を包み込むようにして引き上げ、
軽く前に粘土を倒すようにして押し下げる。

手についたドロは適宜ぬぐって手桶の縁に手ドロとしてつけておく。
手が乾いてすべりが悪くなったときには、手桶につけておいた

手ドロをつける。水をつけて土ころしをしていると、土の表面の
ドロが取れて砂目になって焼いた時に割れる原因となる。

ロクロの回転の中心と、土や出来上がった作品の中心を合わせる
ことを「センターを出す」という。

作品を正確に作るためには欠かせない工程です。
土ころしはまっすぐ引き上げてまっすぐ押し下げるのが基本なので、

この基本を守れば自然と土のセンターが出てくる。
後は作る作品の大きさに合わせて土取りをする。

目安は、作品の高台の幅。高台の大きなものは大きく、
小さなものは小さくなるように、最後に引き上げきった時の

土の大きさを合わせるようにする。




■ 電動ロクロで作る 湯呑み ■

電動ロクロ作りの流れと基本の技を、定番の湯飲みで習得する。
電動ロクロ作りには慣れが必要です。

基本技を習得するにも繰り返しの練習が欠かせません。
作陶の流れのうち土取り以降の3、のばすから6、乾燥までを

記していきます。(併せてここでのキーワード)


□ 土取り以降の成形まで □


◇穴あけ・広げる
◇荒のばし

◇底を締める
◇本のばし

◇コテを使うのばし
◇口を閉じる

◇ロクロ目をつける
◇縁をなめらかにする

◇しっぴきによる切り離し
◇削り前の乾燥

◇シッタを作る・シッタをつける
◇作品固定

◇削り カンナによる底・胴部分の削り
◇高台を削る

◇乾燥



■ クラフトデザイン 18 課題 ■

[参考HP]

     陶芸通信講座ネットワーク >>

上記HPの下にある「電動ロクロ成形講座」をクリックして下さい。

電動ロクロで造る湯呑み
参考HPなどをみて、湯呑みを作ってみましょう。


◇◇
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