2010/09/01

■ プロダクトデザイン概論 ■

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私たちは、高度なテクノロジーに支えられた社会に生きています。

私たちの生活の仕方、私たちの生活の基準、私たちの国の富は、

洗練された製品の製造に大きく依存しており、さらに、言うまでもなく
これらの製品はすべてデザインされなければならないのです。

デザインが行なわれるのは、人間が創造的でありたいと思うからですし、
誰か人が何かの必要性を認めて、それに対する反応として、

その必要性について何かしようと試みる時に、デザインが行なわれるのです。

    明らかに、デザイナーと技術者は、私たちの社会の人々と
世界中のすべての人々の福祉、さらには地球という惑星の将来にまで、
とてつもなく大きな責任を負っています。



  ■ プロダクト・デザインとは ■ 

  プロダクトはプロデュースの名詞で、産物、生産物、結果の意味である。
したがって、プロダクト・デザインは、人間の作り出すものすべての

デザインを意味すると解釈できます。
インダストリアル・デザイン(工業デザイン)を工業的手法のもの、

クラフトデザインを手による加工のものと、生産手法により分類する方法もあるが、
クラフト・デザインも高度ではなくとも工業的力を借りており、

インダストリアル・デザインも人の手を借りずに生産できりわけではなく、
両者を水平的に分類する事は不可能と言わざるをえない。

インダストリアル・デザインも、クラフト・デザインも
その発生と経緯の歴史から定義づけるのが正しい。

インダストリアル・デザインは、アメリカの産業デザインの流れのなかにあるもので、
価値の基準を生産主体である企業の価値に置くものと解釈できる。

事実、インダストリアル・デザインの領域では、デザイナーの個性を
消去することが要求され、一般消費者に対して、デザイナーは

匿名的であること、消費者が描くであろうイメージに忠実で、
個性が許されても企業のそれのみであるよう求められてきた。


   プロダクト・デザインは、インダストリアル・デザインの歴史から
開放された、単に生産物のデザインで、モノとヒトとの関係を

モノのデザインによって人間的なものにする作業である。
ここでは、デザイナーは共同体としての企業とともに自分の思想を社会に

投ずることであり、それによって生産物と消費者とデザイナーの新たな蜜月を
つくり上げることが可能になると思われる。

このようなプロダクト・デザインの概念は一般的には商品のデザインと
理解してよいが、その意味を拡大して、家具・道具、建築など

モノの種別に限定せず、また生産手法や生産量にかかわらないものとして
とらえることによって、デザインの領域概念が解体しつつある時代に、

ふさわしい独自なデザイン領域を形成する事となるであろう。

 
デザインとテクノロジーを研究すれば、ニーズを細かく区別して理解し、
デザインを生み出していく、自分で、自分にレッテルを貼らない限り、

プロダクト・デザイナーでありクラフト・デザイナーであり、建築、
インテリアデザイナーなのです。

ようは、デザインする知識・技術のうち生産する技術で
区分けしているだけということです。



   いずれにしろ、デザインは細分化されすぎた。
我々は、今日おかれた社会的背景を捉え、自然と人間社会の共生を思慮し、

これからの文化、文明に寄与するべく、よりジャンルを超えて生活道具を提案し、
道具文化の創造をしていかねばならない。

その意味において、環境、IDやプロダクト・デザイン、クラフト・デザインと
いう概念領域や方法論から、既存のデザイン概念を超えて

インテグレーティッド・デザインとも呼べる、より異質な分野との再編や
コラボレーションを行う時期であろう。

2004年のグッドデザイン大賞にTVの番組が選ばれました。
グッドデザイン(Gマーク)といえば、、皆さん一度は聞いたり見た事が

あると思いますが、グッドデザインという意味を本日は、学んで見ましょう。



[参考HP]

      GOOD DESIGN >>



 ■ 本日の課題 プロダクト・デザイン概論 ■

みなさんの、今持っている携帯電話のデザインを考えてみましょう。
今の日本には、契約携帯電話数が8000万台ともいわれるぐらいの数が

出回っていて、もっといろんな機能が付加されながら、これからも進歩して
いくであろうと言われている商品です。

今、持っている携帯電話の形、機能を見ながらデザイナーの
考えた思想を発見してみよう。

そして、あなたがプロダクト・デザイナーならどのような思想を、
その携帯電話に注ぎたいのかを考えてみましょう。

 [ 参考HP ]

  FUJITSU モバイルフォンデザインアワード2009 >>


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