2010/11/30

■ プロダクトデザイン 17 ■

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   ■ 企業とデザイナーの関わり ■



 ◇ IDとGD

  プロダクトデザインの分野は、次のように大きくわけられる。

 ①IDすなわちインダストリアルデザイン→ →工業デザイン

 ②VDすなわちビジュアル(視覚)デザイン
                → →宣伝・広告・パッケージ・パンフレット

 ③GDすなわちグラフィックデザイン
                → →宣伝・広告・パッケージ・パンフレット


 ID・VD(GD)もデザインプロセスにおいては、調査・資料の段階から
 担当者が参加する。

 IDでは製品計画決定から、具体的な作業に入る。
 GDにおいては、IDのデザインコンセプト決定を受けて

 具体的な宣伝企画(広告戦略)からデザインの作業へと進む。




 ◇ ID業務の位置付け

 ID業務は商品企画、すなわち「コンセプト」を決めるところから
「製品計画」に至って一応の完結を見る。

 デザイナーには、「企業に雇用されるもの」
 「契約によるコンサルタント」「フリーランサー」の3種類があり、

 いずれもデザインは事業主またはクライアントから
 デザイナーに依頼されることから始まる。

 前者をインハウス、後者二つをフリーランス・デザイナーともいう



 依頼されると

  ①データの収集:依頼された事項に基づいて、製品自体、
              販売のポイント、消費者の状況、

                製品のバイヤー、見本市、などを調査・
                研究して創作活動の準備をする。

  ②創作活動 : スケッチ、部分図、製図、完成予想図、
                   さらに立体的な模型などをつくる。

  ③デザイン一切を依頼者に提示し引き渡す。

  ④依頼者は製造部門・販売部門とデザイナーを共同させる。

  ⑤デザイナーは各部門と協力して生産を完成させる。


 このような順序でデザインから製品販売までが一本に貫かれる
 ことになるのが、インダストリアル・デザイナーの在り方とされている。

 決定した「コンセプト」を基に、機能や機構は研究開発、
 形のある製品とするのは生産部門の仕事となっていく。

 企業における製品計画は従来、技術開発を優先する生産指向的・
 技術志向であり、デザイン業務は製造過程のなかで一つの

 プロセスとして位置付けられてきた。
 しかし、デザインはユーザーニーズに対応した商品化を目的と

 しているため、製品の付加価値を追求し高めていくソフト志向の
 計画、設計業務といえる。

 最近の商品開発の方向は、消費者サイドからの商品に対する
 付随的な機能やデザインへの関心が強くなってきているため、

 デザイン業務は従来の「技術からデザイン」のハード志向に
 対し「デザインから技術」へのソフト志向を重視した

 デザイン先行の時代へ移行しつつある。


 [参考 HP]

      デザイン経営論 佐藤康三氏  >>



 ■ プロダクトデザイン 17 課題 ■  

インダストリアル・デザイン、ヴィジュアル・デザイン、グラフィック・デザイン
そしてプロダクト・デザインそれぞれデザイナーと呼ばれる職業があります。

再度、それぞれインハウス・デザイナー、フリーランスデザイナーの
仕事の仕方を調べて、モデルとなる人物を探してみましょう。


◇◇
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2010/11/25

■ プロダクトデザイン 16 ■

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■ デザインレビュー ■

 1、デザインレビュー

製品の企画、品質、機能に対して計画されたすべてのプログラムに
ついて、客観的に知識を集め、評価し、改善を提案し、商品性を

さらに向上させる組織的な手法をデザインレビュー(DR,設計審査)
という。

いつの時代でも同じであるが、新商品の生産初期のクレームは、
設計品質70、製造品質30の割合で発生している。

この現象は業種を問わず国籍を問わず世界共通の現象である。
出発点はクレームの再発防止でありPL法(製造物責任法)の対策なの

である。



 ◇ デザインレビューのチェックリスト ◇

 ①設計仕様は市場ニーズを満足させているか、ユーザーからの
   苦情は活用されているか。

 ②商品価値はあるか、バリューアナリシス(VA,価値解析)は
   どの程度実施したか。

 ③ライバル商品と比較し、独創性、新規性、先行性はあるか

 ④性能、機能はライバル商品・従来品と比べてどうか

 ⑤信頼性・安定性はどうか

 ⑥設計のねらい・セールスポイントはどこにあるか

 ⑦商品としてのライフサイクルはどうか、発展性はあるか

 ⑧デザイン上に問題はないか

 ⑨軽量・小型化はどのように考慮したか

 ⑩生産(製造・設備)に無理な仕様ではないか

 ⑪コスト(プライス)はどうか

 ⑫市場サービス(流通・メンテナンス・アフターサービスなど)の
    問題点をどの程度考慮したか

 ⑬企業活動方針とのずれはないのか、マーケティング戦略の
   武器となり得るか




2、テスト

この段階でのテストは新製品を全国的に発売する前に製品に
ついて消費者の反応や宣伝、販売促進の効果を事前に知るために

行われるものである。
新しい製品を市場へ出すためには、その製品に対する販売業者や

消費者の意見を聞く事が重用である。ただし注意しなければならない
ことは、テストマーケティングを行うことはデザインを公開すること

ですので、新規性が喪失されます。意匠出願しても、登録は許されません。
しかしテストは新製品のデザインが消費者に受け入れられるかを

予測するために不可欠のものです。
そこで新規性喪失の例外の適用を受けることが認められています。

これは、工業所有権(特許・実用新案・意匠権など)のことです。



3、商品化(市場導入準備)

性能テストや市場テストが好成績を上げるとトップマネージメントに
よって承認され生産が開始される。

この段階になると技術部門やデザイン部門は、その製品が
発売されてからも製品に対するフォローが必要である。

再度対象市場を確認し、製品の特性、パッケージ、価格、
販売数量、流通経路、宣伝、パプリティ、販売促進などについての

検討も綿密に行うことが必要である。



 [参考HP]

   標準技術集(生産管理) >>


   カメラのデザインができるまで >>
 バルサ材によるモックアップが出ています。



■ プロダクトデザイン 16 課題 ■  

上記のカメラのデザインが出来るまでのHPへいって、あなたも
スケッチでいいので真似事をして、カメラを考えてみましょう。

出来上がったら、そのデザインレビューをしてみましょう。



 ◇◇
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2010/11/20

■ プロダクトデザイン 15 ■

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  ■ プラスチックの問題と成形技術 ■




プラスチックの原料は、そのほとんどが石油をもとにしてつくられている。
このため、石油の値上がりと共にプラスチック原料の価格もアップする。

そして石油の枯渇にしたがってプラスチック材料は、
これまでのように大量使用から来る材料価格の値下がりはあまり

望めなくなってきている。こうした意味からも、従来みられた
「プラスチックは安価な材料だから」といった考えでの材料使用は、

徐々にその方向の転換を迫られている。
一方ではゴミ公害のような社会問題も引き起こしている。急激に膨れ

あがったゴミの量が、埋め立てや焼却等の回収処理能力を上回る事態を
引き起こしている。

地球環境汚染が顕在化する中で、二酸化炭素の大気中への投棄も
無限大には行えなくつつあり、プラスチックの焼却処理もコストがかかり

これまでのようには行えなくであろう。
このような状況の中で、分解しない高分子製品の使用規制やデポジットなどの

取り組みが世界的な広がりを見せている。
省資源や再利用に対する関心も高まり、PETボトル等の分別回収や

再生材料の有効利用など、プラスチックという材料のリサイクル化を
もっと有効に利用していこうという動きも活性化し始めている。


廃棄処理問題は、単にプラスチック製品に限られたことではなく、
あらゆる製品の問題であり、いまや私達は製品がその役割を果たし終わった

後のことも考え、企画・デザイン・開発する時点からその計画的処理と
再利用を考慮しておく必要がでてきているといえる。

このような流れの中で、使用済みプラスチックは現在、あるものは
再生原料として、杭、柵、U字溝、植木鉢、漁礁用材料などに利用され、

またあるものは粉砕されて土壌改良剤や、コンクリート増量材として、
またあるものは固められて埋立地のブロックとしても利用されている。


このほかに、液化させ原料として再利用する方法や、ガス化し燃料として
利用する方法もすでに確立されている。

最近では環境に優しいプラスチックとして、生物によって分解される
生分解性プラスチックや光で分解される光分解性プラスチックなど、

分解性プラスチック研究も一部実用の段階に入ってきている。
いずれにしろ、「デザインとは人間・社会・自然を結びつけ、それらに

良い関係を作り出す文化技術をいう」という空間デザイナーの内田繁の
言葉を思い出してください。良い社会を築いていきたいものです。

プラスチック成形とは、成形機にプラスチック材料を投入し、
加熱溶融したものを金型などで形を与えて冷却し、固定化し、

プラスチック製品にする作業のこと。
製造する製品によって圧縮成形機、射出成形機、ブロー成形機など

成形機の種類は異なるが、製造原理はほとんど同じである。
今回は、そのプラスチックの成型方法のいくつかを見てみましょう。



 〇 プラスチックの成型方法

  ◇射出成形(インジェクション・モールディング)
  ◇押出成形

  ◇積層成形
  ◇回転成形

  ◇真空成形
  ◇圧縮成形

  ◇スラシュ成形
  ◇発泡成形

  ◇フィルム成形
  ◇注型法

  ◇カレンダー成形
  ◇熱成形

  ◇ブロー成形(吹き込み成形・中空成形)  など


 [参考 HP]

   プラスチックの成型 >>

   分解性プラスチックとは >>



 ■ プロダクトデザイン 15 課題 ■  

上にあげた数々のプラスチック成形の、それぞれの性質(特性)と
一般的にこの成形でつくられている製品をあげてみましょう。


 ◇◇
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2010/11/15

■ プロダクトデザイン 14 ■

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    ■ プロダクトとプラスチック ■



テレビやラジオのキャビネット、照明器具や壁掛け時計、
家具そして床材や壁、天井の化粧材、さらに数多くの台所用品と

私達は数え切れないほど多くのプラスチック製品に囲まれて
生活をしている。

この材料使用の広がりは単に日用品にとどまらず、建築、車両、
医療、レジャー、包装、流通その他あらゆる生活分野にわたっており、

現代を使用材料によって区分するとすれば、私達は今、プラスチック
機器時代に生きているといっても良いであろう。

一方、こうした大きな広がりを見せている材料ではあるが、
その歴史は金属材料やガラス、セラミック、その他の材料に比べ

極めて浅く、工業化第一号のフェノール樹脂にしても、この誕生が
1909年だから、まだ100年の歳月も経っていない。

では、これほど早く、しかも広範囲に使用される理由は一体どこに
あったのだろうか。


1、この材料のもつ優れた特性、つまり自由な成形性、加工性、
  可塑性、近代的素材感、軽量、電気絶縁性、耐水性、耐食性

  耐薬品性、断熱性、などである。

2、百数種類におよぶ幅広い材料の種類である。

3、この材料を目的に応じたさまざまな形に加工する成形機の発達。

4、新しいプラスチックを次々に生み出す原動力となった
  合成高分子化学の進んだ技術。

5、この材料を必要とした社会背景などがあったと考えられる。



現在我が国における一人あたりの年間総使用量は70~80kgに達し
国としての年間総額使用量は米国に次いで世界第二位となっている。

とはいえ、大量使用と広範囲な普及の割には、一般の人々の材料に
対する理解の度合いは必ずしも深いとは言えず、また優れた材料で

あるにも関わらず、比較的ライフサイクルが短い製品に多く
使用されてきたのは残念なことである。

新しい合成高分子材料の研究と、これからのプロダクトデザイナー達の
機能・役割付加に期待して、百数種類におよぶプラスチックの一部を

研究してみましょう。(詳細は各自の調査にゆだねます)


  □プラスチックの2大分類 □

 〇熱可塑性樹脂(TP)

   熱を加えると溶けてやわらかくなり、金型にいれて冷やすと
   固まって製品になるが一度固くなっても熱をくわえると、

   再びやわらかくなるような性質をもったプラスチックをいう。

   ◇ポリエチレン
   ◇ポリプロピレン

   ◇塩化ビニル樹脂
   ◇ポリスチレン

   ◇ABS樹脂
   ◇アクリル樹脂

   ◇ポリアミド
   ◇ポリカーボネード

   ◇ポリ酢酸ビニル
   ◇セルロース系樹脂

                 など


 〇熱硬化性樹脂(TS)

   熱を加えるとやはり溶けて金型の隅々にまで流動するが、さらに
   加熱すると硬化して製品になり一度硬化した後はそれ以上に

   加熱しても再びは硬化しないようなプラスチックをいう。


   ◇フェノール樹脂
   ◇ユリア樹脂

   ◇メラミン樹脂
   ◇不飽和ポリエステル樹脂

   ◇エポキシ樹脂
   ◇シリコン樹脂(ケイ素樹脂)

   ◇ポリウレタン(ウレタン樹脂)
   ◇ポリイミド

   ◇ポリアミドイミド

                 など


 [参考 HP]

   プラスチックについて >>

   

 ■ プロダクトデザイン 14 課題 ■  

上にあげた数々のプラスチック材料の、それぞれの性質(特性)と
一般的に使用されている製品をあげてみましょう。


 ◇◇
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2010/11/10

■ プロダクトデザイン 13 ■

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  ■ デザイン仕様書・配色表 ■


 Ⅰ、デザイン仕様書とは

 一般的なプロダクトデザイン製品についての仕様書とは、機器構成表、
 機器仕様書などのことをいい、機器仕様書とは、機器外形寸法図

 (上面図、正面図、背面図、側面図 など)と機器の仕様(材質、加工方法、
 塗装等表面処理方法など)が記載されている資料です。

 CAD等で外形寸法図を作成します。正面図は、後に機器の操作を検討する
 場合もあるため、できるだけ詳細に描きます。

 さらに、機器の選定作業中に調べた、機器単体の仕様を簡単な表に
 まとめて掲載します。

 メーカーによっては機器単体の機器仕様書を用意している場合もあります。


  [参考 HP]

   電気音響システムの機器構成表、機器仕様書 >>

 

 Ⅱ、製品の色彩と表面処理効果

 1、製品価値を高める色彩

 製品の色彩価値はユーザーが受ける美的効果、象徴性、季節性、時代性、
 国民性、年齢などの属性によって大きく影響をうける。

 色彩は製品の表層そのものであるから、これに関連するデザイン、商標、
 包装などの色彩はユーザーの製品選択に心理的影響を与えている。

  ① 製品に興味を持たせる。

  ② 製品の性能、品質、等級を表す。

  ③ 製品の性格を象徴する。(〇〇らしさ)

  ④ 商標と関連して企業イメージを表す。(コーポレイトカラーの導入)

  ⑤ 所有する満足感を与える。

  ⑥ 競合する商品に対して差別化できる。

  ⑦ カラーコーディネートによって個別の商品をシリーズ化出来る。
     カラーバリエイションによって関連製品をシステム化できる。

  ⑧ アクセントカラー使用は、製品のチャーミングポイントや
     企業の商標に利用できる。



 2、色彩と材質感(テクスチャ)
 製品の色彩計画では色彩材料のテクスチャの選定が同時に
 配慮されなければならない。

 製品の表面の粗さの度合いが触感(肌ざわり)と存在感(立体感)を
 表すために、製品の表面性質が平滑面(フラット)祖面であるかに

 よって製品の性格を決定付ける。
 色彩と光沢度(艶)の関係についても同様な配慮が必要となる。



 3、色彩計画に用いる色標類

  製品の色彩計画には、次のような色標類が一般に利用されている。

  ◇マンセル色票 (修正マンセル色票)

  ◇JIS標準色票(上記の色票に準拠している)

  ◇パントン・マッチングシステム(PANTON社・USA)

  ◇塗料用標準色見本帳(日本塗料工業会。色彩範囲が限定される)

  ◇印刷インクカラーガイド(大日本インク化学、東洋インク、
    帝国インクなどの印刷色が主体でありカラーイメージ選定に利用)

  ◇身辺の着色器物類から収集(各種材料チップや雑誌などのカラー
    グラビアの色調を見本として再現)

  ◇プラスチックカラーガイド(大日精化)

  ◇スモークアクリルマニュアル(電子機械工業会、各樹脂メーカー)

  ◇アルマイト着色見本帳(アルマイト染料メーカー)

  ◇電子触絞見本とサンドブラスト見本(各加工処理メーカー)


  塗装色の色彩監理は製品の表面処理仕様書により指示され、
  限界見本と共に染料配合率がマンセル値により管理される。



 ■ プロダクトデザイン 13 課題 ■  

 私たちがある製品を購入する際、多くのバリエーションの中から
 ひとつに選定する要因となるのは、製品の機能性から外観の印象まで

 様々ですが、その中で特に購買意欲に関係してくるポイントの
 ひとつが色彩です。

 今、貴方の家に有る製品のうちカラーデザインを変更するとしたら
 何の製品を、どのようなカラーに変更しますか?

 また、それは、何故ですか?


 ◇◇

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2010/11/05

■ プロダクトデザイン 12 ■

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 ■ 3Dモデリングとモデリングマシーン ■

この10年ぐらいのコンピューターの進化とインターネットの
技術によりプロダクトデザインワークも大きく変わってきています。

それは、3次元CAD等のモデリングソフトウエアを使用し、
2次元図面から3次元モデルを制作するようになったのです。

3DCGを用いてそのシミュレーションやプレゼンテーションを
することは、必要不可欠な過程になりつつある。と同時に、

このことによって、今までには出来得なかったプロダクトが
生み出されてきていることも事実である。

これからは、思い描いたプロダクトを3Dアプリケーション上で
的確に表現してゆくことと、それを魅力的にプレゼンテーションする

能力がますます求められるでしょう。
高精度なプロダクト・モデルはもちろん、建築物から都市景観などの

大容量モデルの制作まで、用途に応じたモデリングツールを
活用した制作が、プロの世界ではどんどんおこなわれています。

巧みに使いこなすことが出来れば、それに越した事はないが
プロダクトデザインから建築・インテリアデザインまで幅広く

利用されているCADと3Dアプリケーションの概要を把握し、
思い描いたプロダクトをイメージ通りに描画しプレゼンテーション

してゆく過程は、インターネットの世界でアプリケーション間の
データのやりとりも含めて一貫した流れとして世界標準となりつつ

あるので、早めに取り組んでおくべきでしょう。
また、コンピュータを用いた新たなプロダクトのあり方や表現について

実践的に発想する力を身につける必要もある。




また今日、生産の現場においてCAD/CAM、CAIDの進展は著しい。
CAMとは Computer Aided Manufacturing

「コンピュータ支援による製造(生産)」という意味です。
CADで作成し3DデータをNCマシン等で実際の製品を製作するために

必要な加工データを作成NCマシンによりモデル加工を行います。
CAID(computer-aided industrial design)とは、

CADよりさらに高精度の3次元計算、グラフィック表現ができる
プロダクト専用と言っていいCADのことである。

このCAD/CAM、CAIDの流れは単に生産の現場に留まらず
デザインの現場においても同様のことが言える。

プロダクトデザイナーとして基本的な知識を持つ必要があると同時に
エンジニアとのコミュニケーション、3次元シミュレーションとの

関係においてもその概略を知っておく必要がある。
コンピュータモデリング、NCマシンによる実作モデルの操作方法の

基礎を学んでいかなければならないが、独学では無理なので
基本的なデータの流れ、Gコードの概略、プログラムの流れなどを

いろんなHPや文献で概略、理解していくべきである。
なにかの機会があれば、デザイン課題のNCによる制作を行うと

いいだろう。
さらに、モノ作りの世界はCAE (computer aided engineering)という

設計案の機能・性能検討を実施する場合、実際に試作品を作成して
実験評価するのではなく、これと同様の検討をコンピュータ

シュミレーションにて実施することもできるようになった。
これにより開発費用の大幅削減や開発期間短縮が図られ、

さらに実験では不可能な極限条件で評価することもできるのである。
このように技術面のことは、よりコンピューターに移行できるので

我々のデザイナーの頭の中の、より多くのデザイン力が求められて
いるのである。


 [参考HP]
     
    ss-CADsystem >>

    建築系ですが、学生なら無料で提供されてる3Dソフト Archi CAD教育版 >>



 ■ プロダクトデザイン 12 課題 ■

今、日本の企業等のプロダクトデザインで一般的に
使用されているソフト等には下記のようなものがあるが、

他に使われているソフト等なども探してどんな特徴があるのか
調べてみましょう。

   ◇Rhinoceros、

   ◇Alias Studio Tools(Auto Studio)、

   ◇CAMAND

   ◇I-DEAS

   ◇5軸NCマシン


  ◇◇
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2010/11/01

■ プロダクトデザイン 11 ■

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    ■ モデリングについて ■

モデル(model)とは、表現しようとしている「何か」についての
模型のことです。そして作ることをモデリング(modeling)という。

モデルが果たす役割は、その何かを実現するにあたっての要求条件を
ちょうど必要とするだけ適切に表し、その実現を助けることにあります。

モデルは、デザインと強く結びついています。「モデルを作る」ことが
「デザインする」ことである場合があります。

これは、実際の物だけではなくWEBサイトのようなものから服飾まで
含みます。

服をデザインするということが、最終的に型紙を作ることになります。
この場合、型紙がモデルの役割を果たしています。

型紙は、作られるべき服を過不足無く、表しているはずです。
素材は眼に見えていないけれど、どの素材を使うのかは前提になっています。

表されていないとしたら、色とか柄とかであるが、それは
縫製する人に実物を示せばいいだけのことです。

当然、デザイナーの頭の中には生地の素材や風合い・手触り・色・柄と
いったものが描かれているはずです。

そうであるなら、型紙は立派に「モデル」の役割を果たすわけです。
マネキンに型紙をつけて、全体を見る場合もあります。

それに対してファッションモデルという場合のモデルさんというのは
何でしょうか。

服作りを助ける役割ではなさそうです。ファッションショーの観客が、
頭の中にモデルが着ているのと同じ服を着た自分を思い浮かべることを

助け、購買欲をかきたてる役割を果たしていると言えましょう。


車のモデル・チェンジというときのモデルはなんでしょうか? 
これは、新しい車をデザインし、生産ラインにのせるために、

その新しい車に対してモデルコードとでもいうようなコード(番号
または記号)をつけて呼ぶからではないかと思われます。

そのモデルコードで呼ばれる車には、詳細な設計仕様書がついており、
それを見れば工場は、それと同じ車を何万台でも作れるわけです。

この場合、本当のモデルは、設計仕様書の方であるが、一般カーユーザから
見たらオートショーなどで実物模型を見ないとわかりません。

それで、その実物模型をもモデルと呼んでさしつかえありません。
いずれにしろ、「モデル」というものは、作る人や使ったりその価値を

享受したりする人がなるほどとわかる「模型」のことだと言えます。
デザインのコンセプトやアイデアを最終的な形にする過程において、

さまざまな呼び名の、いわゆるモックアップがつくられる。
その役目もさまざまである。形の検討から事業部への提案のため、

あるいは説得のため……。
そして結局は日の目を見なかったものも数知れず。

しかし、どのモックにも共通しているのは、デザイナーの思いが込められていること。
どれもデザインの原型「プロトタイプ」たるべくつくられているはずである。

現在、以下のような呼び方がされています。


 ◇ スケッチモデル     ごく初期段階の立体モデル  

 ◇ ラフモックアップモデル 大雑把な最終形的なモデル

 ◇ コンセプトモデル    メーカーでは、新しい方向性を指し示すための

             試作品が制作されることがありますが、このような
             試作品を「コンセプトモデル」と呼ぶ場合があります。

             例えば自動車メーカーが、モーターショーなどに試作車を
             参考出品する場合、これを「コンセプトカー」と呼びます。

 ◇ ラフモデル、(大雑把なモデル)

   ◇ デザインモデル、試作モデル 

 ◇ スケールモックアップモデル

 ◇ ワーキングモデル

 ◇ ダミーモデル



 
       モデリングに使われる材料について

モデリングのクォリティを上げる為には、作るものの特徴をどう捉え、
それをどう作り込むかがキーとなる。

大まかな特徴を捉え、そして詳細をしっかりと把握する事が、
説得力あるモデリングへの近道となる。

  ◇発泡モデル 

  ◇FRPモデル

  ◇プラスチック(樹脂)

  ◇金属モデル (鋳造・旋盤など)

  ◇クレーモデル

  ◇モデリングワックス など



プロダクトデザインの分野はこれらの材料を使う場合が多いが、
モデリング材料としてはこれでないといけないということはない。

布とバルサ材で、綺麗な曲面を持つモデリングも見たことがある。
工法も物作りにつかう工法はすべてあるとみていいだろう。

しかし、昨今のモデリングというと3D・CADで映像でみせるということが、
コンピューターのソフト技術の進歩とともに多く使われるようになった。

デザインワークの時間の短縮化という面でみても、プロダクト
デザインだけの問題ではなく、我々がこれから直面していくで

あろうコンピュータの発達と設計作業の変化(デザインワークの変化)には、
注意をはらう必要がある。

しかし、今までのモデリングの仕方を学んでおくことは
人間として、教養として損なことはないはずです。



参考HP

      ものづくりの現場から クレーモデル >>

  リモコンのデザイン ラフモック製作 >>



 ■ プロダクトデザイン 11 課題 ■

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これは自動車などのクレイモデルに使われるクレイで工業デザイン、
石膏などの型とり用、彫塑彫刻のモデリング、工芸用など幅広い分野で

用いられる成型油土です。
天然粘土の可塑性を活かし硫黄を使用しないタイプの成型油土です。

これを、使用しクレイモデルの実際を経験してみましょう。
なんでもいいので、何か作ってみましょう。


  ◇◇

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