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2009/10/26

■ 立体構成 5 ■

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技法の開拓


分割と構成

子供の積み木遊びは、何の変哲もない丸や三角、
四角の木片を用いる。

その面白さは、一つひとつの単位をいろいろなものに見立て、
組み合わせることによって新しい造形物を作り出すことにある。

高く積んだりあるいは壊したりの過程は、子供にとって
新しい発見や驚きでありそれが自由で活動的な遊びを発見する。

立体を分割し構成する造形は、この積み木遊びにある規則・法則を
持たせた造形と考えられる。


その規則・法則とは、もとの形態と分割方法において、 

1、かたちの関連性
2、大きさの関連性   を持たせることである。

この関連性をどのように設定するかによって、組み合わせの表現や
遊びの質が決まる。

この場合単位形が単純であることが、かえって大きな変化・明快さをつくる。

かたちと大きさの関連性が創造的に適合すれば、一定の規則に従って、
またその必然を内在して、多様な構成を展開することとなる。

これに対し、特殊な形や複雑なものは見る人のイメージを固定化させたり、
また単純な形は変化が無く面白味のないものになる。

なお、分割と構成の造形は視覚的な美しさと同時に、立体としての
構築性をも持たなければならない。

そのため、構造としての合理的・機能的な美しさも兼ね備えた
ものとなりやすい。


クラーセンの積み木 >> 




■  立体構成 5 課題 ■

立体構成の最終課題ですので、塊材を用いた立体構成を
して見ましょう。

文房具屋さんで売っている粘土を使って彫刻家のように
立体像を制作して見ましょう。

大きさはそんなに大きくなくてもいいので、粘土でまずある塊の
形をつくり、分割しながらまた形をつくり、同じようなものを、

あるいはまったく違うものを、2つ、3つと集合させ並べることによって、
その空間にどういう感じをもたらすのかを実践してみましょう。

頭の中でりんごを4つに切って並べる造形、レモンの薄い輪切りを
5、6個並べる造形。

そんな感じの造形作家になったつもりで、自分の今の気持ちを
テーマにして制作してみましょう。

積み木で遊んだ幼い頃のように・・・。



◇◇この章のキーワード

□多面体の研究
□立体の分割
□立体の積層
□立体の漸変

◇◇

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■ 立体構成 4 ■

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この写真は、マルタ・パンの水に浮く作品です。
題名は 「浮かぶ彫刻・札幌」


運動と錯視(運動造形)



『 自然の力で動く造形 』

日々の仕事に疲れ、車でなにげなく郊外のさびれた
温泉宿に来てしまった。

駐車場に車を止め、徒歩で宿への坂道を行く。
夜の10時ということもあって誰にも会わない。

一人で白一色の新雪の上を歩くのは心地良い。
キュッキュッとかすかな足音、他は静まりかえっている。

寒いのも忘れ、暗がりの中の宿の庭の雪景色を見つめた。
コットーンと、静まり返った冷えた空気の中に突然音が
響く・・・。


鹿威(ししおどし)の竹筒から水があふれている。

鹿威(ししおどし)は、斜めに切断された太い竹が、
中心の軸で支えられ水が片方に充ちると
重さで位置が反転し、コットーンと乾いた音を立てる。

庭に近づく小動物を遠ざけ、静かな空間に音のリズムを
加えて静寂感を引き立てる演出である。

私達は昔からこのような自然の力を利用した動く造形を、
生活の場に取りいれていろいろな楽しみを見い出してきた。

鹿威(ししおどし)、風鈴、水車、風見鶏、等々日本の
情緒を感じさせる昔からのもの。

最近では、海岸線に建つようになった風力発電のプロペラや、公園に造られる風や、水の流れで動くモニュメント等々。



  ■ 本日の課題  立体構成 4 ■

風による造形を考えてみよう。手短に課題として簡単に
取り組めるものとして

風による動きのある造形は、一般的にA・カルダーのモビールのようなものが思い出されます。

本日はそのモビールをどこかに組み合わせた、立体作品を
つくってみましょう。

材料は、厚紙、割り箸、ケント紙、スチレンボード等
身近な材料で、テーマは「風の動き」とでもしましょう。

台座のデザイン、モビールをつるすための支柱のデザイン、または支柱からモビールをつるすために梁か、
腕を出すのであればそのデザイン。

そして、モビールのデザインまで含めて全体でテーマを
追求できるように台座とモビールの間にある空間を、
より意識できるような作品を期待します。


 ◇◇この章のキーワード

□メカニズムの基礎
□機構の種類
□からくり
□メカニズムを利用した造形
□自然の力を利用した造形
□水による造形
□風による造形
□動力・熱・人工の力
□立体錯視
□視角指定立体

 ◇◇
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■ 立体構成 3 ■

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上の写真は、アーキラボ・建築・都市、アートの新たな実験展の写真です。



立体構成のコンストラクション



 「構造と形」

空間に立体を構成するには、構造力学の理に従う必要がある。
また、立体構成をデザインするには素材の性質や性能を
よく知っていなくてはならない。

歴史的にみれば、長い間使用する材料の性質によって
形や大きさが制約されてきた。
 
アーチやブォールト、ドームなどは石やレンガの時代の産物であり、
鉄やガラス、鉄筋コンクリートなどの出現により、人類は

その空間構成の自由度を大幅に広げてきた。

今日ではさらに新しい材料の出現により、機能的にも構成的にも
その自由度が増し可能性が拡大されている。

しかし地球上に立体構成を試みる以上、重力や種々の
外力(風、地震など)に対し安定した構成を保持し、

それらの力をスムーズに地盤に安全にバランスよく
伝えなくてはならない。

工学的な基礎知識が必要となる所以である。
そこで、構造力学というのは専門家にゆだねることにして、

構造の形式の一般教養的なところを本日は理解しましょう。


  

架構の仕組みの理解


割り箸を用意して、まず4本の割り箸(今後 軸といいます)で
平面的な四角形をつくってみましょう。

まず軸の交点のところを輪ゴムで止めて、交点を中心に
軸が互いに回転して安定しない(これをピン接合といいます)
四角形をつくりましょう。

そのまま起こしても、手で支えていないと倒れてしまうのは当然です。
床の軸を手で押さえて上の軸を横に押して見ましょう。

ぐらぐらしていますよね。
これを自立するように安定させるためにはどうしたらいいのでしょう。 

まず、ピン接合された四角形平面をやや安定させるためには、
対角線に軸を入れればいいのです。

さらにこれに交差してもう1本対角線の軸(ブレースといいます)を
いれるともっと丈夫になります。

交点(ヒンジといいます)の輪ゴムをやめて両サイドから厚紙を
貼ったりして、交点を固定したものをラーメン(枠組み)といいます。

さらに全体を剛な板で貼り付けていくとより安定化してきます。 
立体の架構は、起こしたときに横揺れ(地震など)で倒れないように

架構のサイドにまた架構をつなげているのです。


      ■ 立体構成 3 課題 ■

割り箸かストローの線材による、耐荷重を考慮した立体物を
デザインし制作してみましょう。

トラス構造(上記、交点を輪ゴムの状態)か、それを弓なりにした
アーチ構造等の立体を制作します。

エッフェル塔とか道路橋とか、この形式は結構いろんなところで
見てきていると思いますのでそれを参考にしながら「自分の構想を

形にする」ことに楽しんで取り組んでみましょう。

完成後には、作品の上に何か載せるか貼るかして重さを与え
その荷重にどこまで絶えられるかを検証すると、構造の仕組みが
より一層理解できるでしょう。


 ◇この章のキーワード◇

□石造
□土造
□木造
□鉄筋コンクリート造
□鉄骨造
□吊構造
□膜構造
□架構の仕組み
□立体化と平面化の行き来
□立体化と平面化の繰り返し
□形の変貌を楽しむ工夫
□接合と連結


◇◇
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 素材を重視した構成


立体の造形作品をつくるとき、必ず要る物が「素材」である。
従来の制作方法はまず、あらかじめプランを完成しておいて、

その目的にかなった素材を選んでつくるのが一般的であった。
現代では、これとは反対に素材から入る場合がすくなくない。

それゆえ、制作に携わる者は日頃から素材の性質や特徴を
よく知り、それを造形に活かすことに習熟しておく必要がある。

それは知識として持っているだけでは十分ではなく、制作、実験、
参加など、何らかの体験を通して身に付けておくことが大切である。

素材それ自体の研究と並んで重要なのは、素材を加工する
手段(道具・機械)の研究である。

素材は加工手段を限定するが、その加工手段は形の
ありようを定める。

結局、加工手段は素材の性質とともにフォルムを決定する。
そういう意味から加工手段の研究は大切であり、新しい素材や

加工手段を創造することはさらに重要である。
そのような努力の中から新しい「技法」が生れてくる。

このように、素材−加工手段−技法という系列の観点から
三次元の造形についていろいろと考えてみよう。




   ■ 立体構成 課題2 ■

本日は素材のうち、どこにでもある厚紙またはダンボール紙を
使用します。

5センチメートル角の厚紙を20枚ぐらい用意しましょう。

自分の思うところにカッターナイフかはさみで切り込みを入れ
切り込みどうしを差し込んで、何かの厚紙を使った立体造形作品を
作ってみましょう。

どこに切り込みをいれて、どこまで差し込んでいけばいいのか?
素材−加工手段−技法という観点を確かめながらなにも

用途は持たないが、ただ厚紙(ダンボール)でつくる美しい
立体モニュメントを作ってみましょう。

もし、その素材がアクリル板やステンレス板なら家のどこかに
飾れるぐらいの作品を期待します。




 ◇◇この章のキーワード

□木による造形
□金属による造形
□紙による造形
□プラスチックによる造形
□セラミックによる造形
□光による造形
□水による造形
□新素材による造形

◇◇
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要素を重視した構成


室内や室外に用いられている立体デザインは、
元は線材・面材・塊材などの各種材質から展開されている。

このなかには、金属や木・布・紙・石・合成樹脂といった
いろいろなものが含まれる。

立体構成では、この材質に基づいて基礎的な三次元の
立体造形演習をするものである。

つまり、金属や木・石、合成樹脂といった個々の特性を生かした
物作りを前提とし、演習しやすい素材を使っていわゆる線材のもつ

緊張やスピード感、面材のもつ広がりと緊張と空間感、
塊材のもつ重量や充実感などの特性をつかみ、

形を作って立体造形について理解を深めていく。
そして生活における立体造形の在り方などを発展して
考えていく事である。


■ 立体構成 課題 1 ■

ワイヤーフレームによる構造の認識と表現

ある立体物を、縦、横の方向からある間隔で切断すると、
そこに切断面が生まれ外郭線はその切断面の立体の形を
表現している。

切断面の数だけ外郭線が出来上がり、縦方向、横方向の
外郭線を組み合わせていくと、ワイヤーフレームモデルが出来上がる。

外郭線の交点は点であり、また線自体は点の集合であり、
外郭線で囲まれた一つのブロック(タイル部分)は面である。

その面はそれぞれ別な空間の位置にある。

さあ、細い針金を用意して何か身近な物のワイヤーフレームモデルを
作ってみましょう。


◇◇この章のキーワード

□点の立体構成
□線の立体構成
□面の立体構成
□光源の利用
□ワイヤーフレーム
□薄浮き貼り
□包容
□仕切り
□立体と空間


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