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価格:32,550円
(2013/5/13 18:59時点) 感想(1件) |
■ 壁仕上げ材 ■
1、壁仕上げとインテリア
室内を仕上げる際、壁は最も大きな面積を占める場合が多く、
床、天井とトータルにコーディネートするうえで、壁仕上げ材の
選択はインテリアコーディネーターの重要な仕事の一つになる。
2、壁仕上げ材に要求される機能
壁仕上げ材には、物理的な面と装飾的な面の、2つの機能が
要求される。
物理的な機能とは、安全性(防火性、耐火性、ホルムアルデヒドの
含有量など)、遮音性、断熱性、吸音性などで、下地材との
組み合わせによって得られる場合が多い。
装飾的な面を充足する機能としては、美しさ、華やかさ、豪華さ
などが挙げられる。
3、壁仕上げ材の選択時の考え方と注意点
実際に素材を選ぶときは、次のような条件を満たしているかどうか
考慮する必要がある。
①建築基準法の内装制限による防火性能
②必要な機能(遮音性、吸音性、丈夫さなど)
③テクスチャー
④価格(材料の価格、施工費など)
⑤工期
⑥汚れにくさなどのメンテナンスのしやすさ
⑦その他(部屋の性格、目的、採光、湿気、色の効果など)
4、壁仕上げの種類
4-1、湿式工法
◇左官仕上げ(塗り壁 現場で材料を調合混練し、壁に塗る)
①石膏プラスター塗り、ドロマイドプラスター塗り
②リシンカキ落とし
③じゅらく壁塗り、繊維壁塗り、砂壁風塗り
④その他仕上げ 洗い出し仕上げ、イタリア式磨き漆喰塗り
◇吹付け仕上げ
①薄付け仕上塗材
②複層仕上塗材
③厚付け仕上塗材
④軽量骨材仕上塗材
⑤その他の吹付け塗材
◇タイル、石
①タイル(インテリアタイル)
一般的には内装用タイルであるが最近は、外装用タイルや
床用タイルなどを壁にデザインする場合もある。
②石
床にはあまり使わず、壁に使う石としては、砂岩や凝灰岩(大谷石)
などがある。
タイルも石も、デザイン上その継ぎ目の目地をどうするかに
よって印象が変わる。
通し目地(芋目地)、破れ目地、四半目地、深目地、ふくりん目地など
4-2、乾式工法
◇壁紙 一般に壁装材として用いられる材質のうち、紙、布
ビニルフィルム、天然木スライス、無機質系材料などに、
主として紙で裏打ちをして、壁面に張りこむものを
総称して壁紙という。
①ビニル壁紙 エンボス無地系壁紙
プリント・エンボス壁紙
シルクスクリーン壁紙
発泡壁紙
ケミカル発泡壁紙
②繊維壁紙 平織り、綾織、朱子織
③紙壁紙 パルプ原料の洋紙、和紙、特殊紙
④木質系壁紙 銘木シート壁紙、コルク
⑤無機質系壁紙 金属箔、蒸着フィルム、ガラス繊維系、
石粒接着壁紙等
⑥その他 特殊加工壁紙、ガラスフィルムなど
◇木質系壁装材
①無垢板
②オーバーレイ合板
③合板樹脂オーバーレイ合板
④プリント合板
◇その他の壁装材
①金属材料
②無機系材料 石膏ボード、ロックウール、石綿スレート
③ガラス・鏡
[参考HP]
建築Web 建築仕上げ材 >>
■ インテリアコーディネ-ター 14 課題 ■
各壁の仕上げ材ごとに、それぞれの施工法があります。
ここでは、施工法については記しませんでしたが、自分で調べて
施工法、養生法、メンテナンス方法などを確認し、
コーディネートの時に生かせるように身に付けておきましょう
◇◇
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