2009/11/11

■ 色彩デザイン 3 ■

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 色の混色とカラーシステム

我々の身の回りの環境を形成している工業製品などの色は、
ほとんどが混色の結果である。

業種によって扱う色材が異なり、それぞれの色材によって
混色方法も結果も異なる。

色彩計画においては、用いる色材の特性を十分把握しておく
事が必要である。

また、デザイン支援ツールとして様々なメディアが登場しているが、
これらの「シミユレーション表現の色彩特性」と、「デザイン最終形に

おける色材の特性」の違いを把握しておく事はますます重要となる。

「混色」は色知覚のメカニズムと深い関りがあり、様々な局面で
現れる色彩現象がこれに起因するので、ものを見る仕組みと
あわせて理解する必要がある。




□ 混色の一手法  加法混色 □

光の足し算が原理となる混色で、混色結果はもとの色より明るくなる。

 −加法混色のうち同時加法混色とは−

色の付いたスポットライトを2つスクリーンに投影すると、
重なった部分に新しい色が生れる。

このように同じ場所に、同時に色光を重ねる混色を
同時加法混色という。

加法混色の三原色または、色光の三原色ともいい
通常<R・G・B>であらわす。

Rは赤、Gは緑、Bは紫みの青である。網膜には色を感じる
3種類の視細胞があるが<R・G・B>はその視細胞の特性と
密接な関係がある。

それぞれの視細胞が<R・G・B>のいずれかに
強く応答するという。

スペクトルの全ての色光を混合すると白になるが、
R・G・Bの三原色を等量に混ぜ合わせても白がうまれる。

加法混色の三原色のうち、2色を混ぜ合わせて出来る
代表的な色は下記のとおりである。

 R+G→Y(イエロー、混合比によって黄みの赤から黄みの
                     緑まで無数の色が生れる。)

 G+B→C(シアン、緑みの青、混合比によって青みの緑から
                     青まで無数の色が生れる。)

 B+R→M(マゼンタ、赤紫、混合比によって青紫から紫みの
                      赤まで無数の色がうまれる。)


また、白は2つの色光からも作ることが出来る。
このように混色して白が生れる色光の2色を加法混色の補色という。




   ■ 本日の課題 色彩デザイン 3 ■

 絵の具の混色と三原色

実際に絵の具をもちいて、絵の具の混色と三原色を試してみよう。

最初は等量比の絵の具をまぜあわせて、次に混合比を変えて
自分の好みの色をつくりだしてみよう。

 R+G→Y(イエロー)         G+B→C(シアン)
 B+R→M(マゼンタ)


つくりだせたでしょうか?光の混色と、絵の具(色材)の混色とは
違ったものになります。

 Y+C→  Y+M→  C+M→


参考HP

色カラーHP 絵の具の色の混ぜ合わせ>>


 [ 制作のヒント ]

絵の具から等量の量をだすのにはちょっとしたコツがあります。
それは、パレットに絵の具のチューブで直接チョン、チョンと
点を描くように置いていくことです。

混色の実験ですのでさほど多くは必要としないので、R 2ポイントと
G 3ポイントを混ぜ合わせると何色が出来上がるかというふうに
試していくことが出来ます。


 ◇◇この章のキーワード

□混色と等色
□色の三原色
□加法混色
□減法混色
□色彩の混合
□色の表示方法
□色票系表色システム
□色の三属性
□修正マンセル表色系

 ◇◇

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