2011/02/09

■ クラフトデザイン 11 ■

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■ 陶芸デザインの歴史 ■

□ 陶芸とは □

 ろくろや手などを使って粘土を造形していき高温の窯で焼いて
 様々なものを作る創作活動のことです。

 作るものとしましては一般には、花瓶、壷、皿、マグカップ、など
 さまざまな物を創作していきます。

 また、陶芸は焼き物とよばれる事もあります。
 陶芸の魅力はその味わいや温もり感ではないかと思います。

 陶器はその素材の特徴からとても使い勝手がいいので
 一般的に使用する食器類として、幅広くつくることが出来ます。

 出来上がった作品を常に使う事ができ愛着が持てるのも
 大きな魅力の一つだと思います。



□ 陶芸の歴史 □

粘土は容易に成形できる性質があるので、古くから各国で
粘土を使って陶磁器が作られてきました。

陶磁器の起源は数千年前、エジプト、メソポタミアあるいは中国に
人類の文化が芽生えた頃にまでさかのぼると言われています。

当時、すでに粘土で壷や建築用のタイル、れんがが作られていました。
それ以来、陶磁器はギリシア、ローマ、ペルシア、あるいは

中国において文明の盛衰と歩みをともにし、それぞれの時代の
特色ある技術を生みながら今日に至っています。

もう誰もが小学生の頃から歴史については習ってきていると
思いますが、日本では約1万2000年前の、世界最古では

ないかといわれる土器が発見されており、日本のやきものは
世界で最も長い歴史をもっています。

紀元4~5世紀半ば(飛鳥時代)には朝鮮から轆轤(ろくろ)技術と、
窯が伝わりました。

轆轤によってさまざまな形のものがつくられるようになり、
窯が伝わったことで、1000度以上の高温焼成が可能になり、

須恵器に見られるように、水漏れしない、壊れにくいものが
焼けるようになりました。

日本の陶磁器は、中国、朝鮮半島の影響を受けて発達しましたが、
17世紀以降は習得した技術を基礎として、日本独自の作風が
つくり出されました。

19世紀後半から西洋の科学技術が積極的に取り入れられて、
製造の科学的研究が進み、製造技術が発達して、

今日では世界で陶磁器産業の最も盛んな国になりました。


[参考HP]

  陶芸の歴史 >>



□ 陶器と磁器 □

陶器は、粘土を練って形を作り、1200℃前後の温度で
焼成するのに対して、磁器は、鉄分をあまり含まない良質の

石英や長石などを主成分とする陶石を砕き、それにカオリンなどを
加えた粉を練って形を作り、1300℃前後の温度で焼成します。

わが国で生産される磁器のほとんどが、熊本県天草群島で
産出される天草陶石を使っています。

陶器は、焼成後も素地(きじ)は多孔質で粗く吸水性があります。
釉薬(ゆうやく)を施し、見た目や触れた感じに暖かみのある

うつわになります。
磁器に比べ厚みがあり、叩くとやや低い濁音がします。

陶器は、益子、織部、志野、唐津、萩焼、薩摩焼など、
全国いたるで焼かれています。

一方、磁器の焼成後の地肌はガラス質で白く、表面がなめらかなため
鮮やかで、細かい絵付けができるのが特徴で、吸水性はありません。

叩くと、「チ~ン」という高い金属の清音がします。
普段、私たちが食卓で使っている瀬戸物と呼ばれお茶碗などがそれで、

磁器には、有田焼、伊万里焼、九谷焼、清水焼、瀬戸焼、美濃焼、
砥部焼などがあります。

陶器類は、土器や須恵器(すえき)・土師器(はじき)など、
日本に昔からありましたが、「チャイナ」は、小文字で「china」と

書けば、磁器のことを意味するように、磁器は中国で発明され、
中国だけが作り出せるやきものでした。

その技術が朝鮮半島そして日本に及んできたのは、16世紀に
なってからで、原料の陶石を各地に求め伊万里、有田で

ついに良質の陶石場を発見し、有田皿山と呼ばれる窯場が近辺に築かれ、
日本初の磁器が生み出されることになる。



■ クラフトデザイン 11 課題 ■

この章のキーワードと兼用。
陶器は、益子、織部、志野、唐津、萩焼、薩摩焼など、

磁器には、有田焼、伊万里焼、九谷焼、清水焼、瀬戸焼、
美濃焼、砥部焼など

それぞれ、ネットサーフィンをしながらその歴史、
特徴などを調べてみましょう。

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