2011/02/25

■ クラフトデザイン 16 ■

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■ 土を練る・成形の最初・玉つくり ■



土を練るところからすでに作陶は始まっています。
練りながら土に慣れ、土を知るように心がける。

どれだけこの部分に神経を使えるかが作家の力量だと
言われています。

もっとも大切な部分であり、大らかに体を動かすこの
「土つくり」は楽しいものです。


現在は陶芸材料店などで全国各地の粘土が簡単に入手できるので、
購入した場合はさほど問題ないのですが、

どこかの山から粘土を採取してきた場合は下記のとおり
土を練る前の準備があります。



・乾式方と湿式方

ここで、選択肢は二つに別れますが、目的は同じ。
土の中の石や不純物を取り除き、土の性質を均一にします。

一つは乾式方の「はたき土」
乾燥した土を叩いて粉にして、ふるいにかけます。

粉にならない硬い石などを取り除く。
一般に土の個性を生かすと言われています。


もう一つは湿式方。「すいひ」と言います。
土を水に溶かしてから沈殿させたり、ふるいにかけてりして

石など取り除きます。土の性質を均等にしやすい方法と言われます
基本的にこの二つを目的に応じて使い分けて行きます。

一般的に「はたき土」の方が高級とされています。
すいひした土は、水分を抜いて適度な硬さに調整。

タイミングを見誤るとカチカチになってしまいます。
はたいた土は、水を打って、まずは足でもんでいきます。

水分をかげんしながら、練っていきます。



1、荒練

荒練りは土の固さを均一にすることが目的であり、材料店から
仕入れた粘土には必要がない。


2、菊練り

菊練りは粘土から空気を抜く作業であり、真空土練り機を
使った場合を除き必要になる。

だんだんと練っていくうちに粘土に菊の模様がつくことから
この名前がついている。


3、寝かす

山で採ってきて練った土はしばらく寝かします。
そうするとバクテリアが繁殖して粘りのあるよい土へなっていきます。



■ 成形の最初・玉つくり ■

陶器の成形には様々な方法がある。
玉つくり、タタラつくり、ロクロでの成形とそれぞれ特徴が

あり、まったく違った味わいの作品になる。
陶芸にはこれから始めなければならないという技法はない。

ただ、玉つくりや紐つくりといった手びねりが技術的にも
簡単なので初心者にはお勧めの技法と言えるだろう。

玉つくりは、粘土で作った玉を指先を使って形を作り上げる、
焼き物つくりでは最も原始的で簡単な技法である。

それだけに、個性的な作品が作りやすい。
まずは、この技法で粘土の持つ性質や特徴に慣れることが

陶芸の世界への一歩となる。



玉の作り方

□ 聞く練りした土の塊から適量、土を取る
□ 造るものの大きさを考えて量を調節する

□ 土をキャッチボールするように両手で叩き合う
□ 20回ほど叩き合ったら、手の平で土を丸める

□ 表面が滑らかになるまで丸める
□ 30~40回ぐらい転がすと綺麗な球になる


[参考HP]

 陶芸の益子焼窯元よこやま【焼き物講座・土練りの実際】 >>



■ クラフトデザイン 16 課題 ■

手びねり(玉つくり)で造る湯呑み


1、作った玉から円筒形にする
2、面の大きい方に両親指を突き入れ、穴を開ける

3、穴を広げる
4、形を整える

5、形が出来たら30~1時間ほど乾燥させ生乾きにする
6、削り仕上げ
  口縁を整え、丸掻きべラで表面を削る。

7、若干の修正
8、成形完了 1日~3日ほど乾燥させ素焼きをして完成

参考HPなどをみて、湯呑みを作ってみましょう。



[参考HP]

 陶芸動画教室 大門 >>

 メニューから選んで見てみましょう。

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