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■ 紐つくり ■
紐つくりの特徴は紐を積み上げていくことにより、
比較的大きな作品でも簡単に作り上げられることである。
積み上げていく紐の太さや長さは作品によって異なるが
基本的な作りかたは同じなので作品によってサイズを調整する。
○たてよりによる紐作り
両手で縦に転がすようにして細長く成形する
ねじりながら作った粗い紐が手びねりの感覚を出す
○よこよりによる紐作り
台の上で転がして作るため均等な紐が早く大量に作れる。
■ 紐作りで作る 抹茶茶碗 ■
茶碗に始まり、茶碗に終ると言われるくらい陶芸にとって
重要な作品である
1、土台をつくる
粘土を手ロクロにのせ、手の平で叩いて板状にし、
高さ約1cmの土台を作る。
2、紐を土台に巻く
土台に穴をあけ、水をつけて1段目の紐を巻く。
しかっりと固定することが重要。
2段目、3段目と口径を広げるように、なるべく
均一の厚さになるようにする。
4段目~約7段目、ここから垂直になるので気持ち
内側に巻いていく。
3、削る
紐巻きを終了したら、30分~1時間乾かし、
生乾きになったら丸掻きべラで表面を削る。
4、高台を作る
どこまでを高台にするかアタリを付けてから周囲を削り、
高台を削り出す。
内側の細かい削りと「茶だまり」を作り、口縁を整え
成形が完了する。
■ タタラ作り ■
よく練った土を薄い板状にスライスした「タタラ」で
成形する技法で、「板作り」「指物法」ともいう。
一度に同じ厚さのタタラが何枚もでき、同じ大きさの物を
簡単にいくつも作ることができる点が魅力である。
タタラつくりには、板状の土をそのまま成形した「手おこし」、
型を使った「型おこし」などがある。
初心者にはロクロ作りよりとっつき易く、手びねりとは
また違った作品を作り出すことができる技法である。
■ タタラ作りで作る まないた皿 ■
1、土を広げる
叩くことで空気が抜け、土が引き締まる。
2、タタラに切る
切り糸を一気に引く。
3、タタラをならす
縦横にならし、空気穴は粘土で埋める。
4、型紙に合わせて切る
カッターでシャープな切り口を作り、板で締める。
5、装飾する
模様をつける。
6、脚をつくる
残っているタタラで脚をつくる
7、半乾燥
脚も同様に乾燥させる
8、脚を付ける
両側にキズをつけることで、ドベでしっかりと圧着させる。
9、仕上げ
半乾きの状態で仕上げ、完全に乾燥させる。
10、成形完了
■ クラフトデザイン 17 課題 ■
[参考HP]
土でつくる 花器をつくろう >>
陶芸教室動画166 たたら 捻り手ミニ花器 >>
タタラで造る花器
参考HPなどをみて、花器を作ってみましょう。
タタラ板を丸めて筒状にするのが今回のポイントです。
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