2011/02/28

■ クラフトデザイン 17 ■

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■ 紐つくり ■

紐つくりの特徴は紐を積み上げていくことにより、
比較的大きな作品でも簡単に作り上げられることである。

積み上げていく紐の太さや長さは作品によって異なるが
基本的な作りかたは同じなので作品によってサイズを調整する。



○たてよりによる紐作り

両手で縦に転がすようにして細長く成形する
ねじりながら作った粗い紐が手びねりの感覚を出す


○よこよりによる紐作り

 台の上で転がして作るため均等な紐が早く大量に作れる。




■ 紐作りで作る 抹茶茶碗 ■

茶碗に始まり、茶碗に終ると言われるくらい陶芸にとって
重要な作品である


1、土台をつくる

  粘土を手ロクロにのせ、手の平で叩いて板状にし、
  高さ約1cmの土台を作る。

2、紐を土台に巻く

  土台に穴をあけ、水をつけて1段目の紐を巻く。
  しかっりと固定することが重要。

  2段目、3段目と口径を広げるように、なるべく
  均一の厚さになるようにする。

  4段目~約7段目、ここから垂直になるので気持ち
  内側に巻いていく。


3、削る

  紐巻きを終了したら、30分~1時間乾かし、
  生乾きになったら丸掻きべラで表面を削る。


4、高台を作る

  どこまでを高台にするかアタリを付けてから周囲を削り、
  高台を削り出す。

  内側の細かい削りと「茶だまり」を作り、口縁を整え
  成形が完了する。



 ■ タタラ作り ■


よく練った土を薄い板状にスライスした「タタラ」で
成形する技法で、「板作り」「指物法」ともいう。

一度に同じ厚さのタタラが何枚もでき、同じ大きさの物を
簡単にいくつも作ることができる点が魅力である。

タタラつくりには、板状の土をそのまま成形した「手おこし」、
型を使った「型おこし」などがある。

初心者にはロクロ作りよりとっつき易く、手びねりとは
また違った作品を作り出すことができる技法である。



■ タタラ作りで作る まないた皿 ■

1、土を広げる

  叩くことで空気が抜け、土が引き締まる。


2、タタラに切る

  切り糸を一気に引く。


3、タタラをならす

  縦横にならし、空気穴は粘土で埋める。


4、型紙に合わせて切る

  カッターでシャープな切り口を作り、板で締める。


5、装飾する

  模様をつける。


6、脚をつくる

  残っているタタラで脚をつくる


7、半乾燥

  脚も同様に乾燥させる


8、脚を付ける

  両側にキズをつけることで、ドベでしっかりと圧着させる。


9、仕上げ

  半乾きの状態で仕上げ、完全に乾燥させる。


10、成形完了





■ クラフトデザイン 17 課題 ■

[参考HP]

土でつくる 花器をつくろう >>

陶芸教室動画166 たたら 捻り手ミニ花器 >>


タタラで造る花器

参考HPなどをみて、花器を作ってみましょう。
タタラ板を丸めて筒状にするのが今回のポイントです。


◇◇

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