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(2012/2/6 23:49時点) 感想(0件) |
■ 鋳金について ■
鋳金(ちゅうきん)とは、金属に熱を加えて溶かして液状にし、
鋳型(いがた)と呼ばれる型に流し込んで固める(鋳込む)ことによって、
金属製品として形作る技術です。
出来上がった金属製品を鋳物(いもの)といい、その工程は
鋳造(ちゅうぞう)ともいいます。
自動車や工作機械など産業製品から、鍋や鎌などの日常的な道具類や
灰皿や花入れなど身近な生活用品にも鋳物製品が広く用いられ、
ものづくりの基本的な技術となっています。
起源は紀元前3500年ほどといわれ、メソポタミア地方を中心に斧などの
鋳型や製品が発掘されています。
また中国でも紀元前3500年頃の鋳造による青銅器が多数発見されています。
日本へは、中国大陸、朝鮮半島を経て、弥生時代中期に伝来したと
されています。
当初は大陸から技術や材料がもたらされ、模倣製作を行うなかから、
技術が定着していったものと考えられています。
東大寺の盧遮那仏(いわゆる奈良の大仏)は747年に建造開始し
752年に開眼供養が行われましたが、坐像としては現在でも世界最大の
鋳造による仏像です。
高さが約15m、鋳造に使われた銅は約450トンにもなります。
参考HP
蝋型鋳金 京都の工芸(京都工芸研究会) >>
鋳金は、工程が複雑で長く幾階にも分かれ時間のかかる地道な
技法と言われます。
加熱による金属素材の溶解を成形に利用する技法。
工程のほとんどは、溶かした金属地金を流し込む「鋳型(いがた)」の
製作と、冷え固まり荒れた素地の肌を綺麗に削り磨く仕上げ作業です。
一般に鋳金は溶解した地金を鋳型に流し込む作業と思われがちですが、
実際のそれは長い鋳金工程のうちのほんの一部分でしかありません。
茶釜、梵鐘、神鏡などが鋳金で製作されています。
~ 作品ができるまで ~
1、作品の構想
2、原型製作
3、鋳型製作
4、鋳型焼成(蝋型の場合 脱蝋・焼成)
5、金属溶解
6、吹き
7、鋳ざらい
8、仕上げ加工
9、表面処理・着色
10、完成
蝋型とはロウ型で鋳型を作り金属を流し込む安価で量産に適した
精密鋳造法です。
参考HP
鋳造工程説明‐ロストワックス技法について >>
一方、金型製作など日本の工業技術を支えているのもこの分野と
いわれています。
工業製品の鋳金技術をネットで調べてみると
キャステムのロストワックス >>
上記HPのように、数千年の歴史の上に現代工業技術も
成り立っているのがわかります。
■ クラフトデザイン 22 課題 ■
参考HP
ロストワックス法による鋳造印の制作 >>
家庭用のバーベキュー・コンロを使用してロストワックス法に
挑戦した様子が見てとれます。
私達も挑戦してみましょう。
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