2010/01/30

■ 建築デザイン 4 ■

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■ 設計図書と製図通則 ■


どこかで、誰かが自分の家族のための家を建てようと考えます。
自分ではどうしていいのか、解らないので誰か専門家に依頼します。

専門家は、その建てる場所を見に行ってどんな風に建てようか
構想を練ります。

そして、こういった設計をしたいという意図を、設計者自身がラフな
図面で固めます。

そして次に、それを建築主に伝えたいと考えます。
ここに図面の表現上の共通の約束が必要になってきます。

わが国では、それを日本工業規格 JISの建築A0150の項で定めており、
その通則は図面に関する最低限の条件を定めています。

このような基準規格の類は、私たち建築の関係者が実情に合わせ、
良いと思われる方向に育てていくものだと考えます。

このような意味から、ここではJISの原文をみて実際の図面を
参照しながらスタディされることをすすめます。


参考 HP 

日本工業規格 JISの検索ページ >>

この検索窓に「A0150」と入力して検索してください。

図面の役割は設計意図をかためることと、それを伝達することにあります。

ここでもう一度設計の流れを見てみますと、企画作業、基本設計作業、
実施設計作業に大きく分けられており、各段階で必要な図面の構成は
変化することがわかります。

建築主に伝達するものと施工者に伝達するものでは、非専門家と専門家の
違いは別としても、完成する建物は同一でも図面の内容も大幅に違います。

これは計画のもつ多くの面から、相手に必要なものと、あまり必要で
ないものに分けて伝えることになるからです。

ここで図面構成のとき考慮しなければならない要素をまとめて見ましょう。 


○ 表現テーマ(内容)によって違う・・・・・・・・何を伝えるのか?

○ デザインの対象規模・重要度によって違う・・・・

達成しなければならない目標は何か?

○ 生産方法(工法)によって違う・・・・・・・・・どう造るのか?

○ 表現情報の共通要素によって違う・・・・・・・

相手はこの表現をしっているのか?

○ 伝達の相手によって違う・・・・・・・・・・だれに伝えるのか?


設計業務の中で以上のことを考えあわせて図面を作成すれば、焦点のあった、
無駄の少ない、非常に緊張感のあるものとなるに違いありません。

[参考HP] 

            ビジュアル アーキテクチャー展 >>



□ 建築デザイン 4 課題 □

 建築雑誌などで見られる基本設計図面と、デティール詳細図などに
 みられる実施設計図面の違いを理解し、図面を読み取る訓練をしましょう。


参考HP

基本設計図・実施設計図 一般社団法人 新・建築士制度普及協会 HP >>



◇この章のキーワード◇

製図通則
縮尺の違いによる図面表現
図面リスト
企画設計
基本設計
実施設計
実施設計図書リスト
図面のレイアウト
仕様書

◇◇

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