2010/11/01

■ プロダクトデザイン 11 ■

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    ■ モデリングについて ■

モデル(model)とは、表現しようとしている「何か」についての
模型のことです。そして作ることをモデリング(modeling)という。

モデルが果たす役割は、その何かを実現するにあたっての要求条件を
ちょうど必要とするだけ適切に表し、その実現を助けることにあります。

モデルは、デザインと強く結びついています。「モデルを作る」ことが
「デザインする」ことである場合があります。

これは、実際の物だけではなくWEBサイトのようなものから服飾まで
含みます。

服をデザインするということが、最終的に型紙を作ることになります。
この場合、型紙がモデルの役割を果たしています。

型紙は、作られるべき服を過不足無く、表しているはずです。
素材は眼に見えていないけれど、どの素材を使うのかは前提になっています。

表されていないとしたら、色とか柄とかであるが、それは
縫製する人に実物を示せばいいだけのことです。

当然、デザイナーの頭の中には生地の素材や風合い・手触り・色・柄と
いったものが描かれているはずです。

そうであるなら、型紙は立派に「モデル」の役割を果たすわけです。
マネキンに型紙をつけて、全体を見る場合もあります。

それに対してファッションモデルという場合のモデルさんというのは
何でしょうか。

服作りを助ける役割ではなさそうです。ファッションショーの観客が、
頭の中にモデルが着ているのと同じ服を着た自分を思い浮かべることを

助け、購買欲をかきたてる役割を果たしていると言えましょう。


車のモデル・チェンジというときのモデルはなんでしょうか? 
これは、新しい車をデザインし、生産ラインにのせるために、

その新しい車に対してモデルコードとでもいうようなコード(番号
または記号)をつけて呼ぶからではないかと思われます。

そのモデルコードで呼ばれる車には、詳細な設計仕様書がついており、
それを見れば工場は、それと同じ車を何万台でも作れるわけです。

この場合、本当のモデルは、設計仕様書の方であるが、一般カーユーザから
見たらオートショーなどで実物模型を見ないとわかりません。

それで、その実物模型をもモデルと呼んでさしつかえありません。
いずれにしろ、「モデル」というものは、作る人や使ったりその価値を

享受したりする人がなるほどとわかる「模型」のことだと言えます。
デザインのコンセプトやアイデアを最終的な形にする過程において、

さまざまな呼び名の、いわゆるモックアップがつくられる。
その役目もさまざまである。形の検討から事業部への提案のため、

あるいは説得のため……。
そして結局は日の目を見なかったものも数知れず。

しかし、どのモックにも共通しているのは、デザイナーの思いが込められていること。
どれもデザインの原型「プロトタイプ」たるべくつくられているはずである。

現在、以下のような呼び方がされています。


 ◇ スケッチモデル     ごく初期段階の立体モデル  

 ◇ ラフモックアップモデル 大雑把な最終形的なモデル

 ◇ コンセプトモデル    メーカーでは、新しい方向性を指し示すための

             試作品が制作されることがありますが、このような
             試作品を「コンセプトモデル」と呼ぶ場合があります。

             例えば自動車メーカーが、モーターショーなどに試作車を
             参考出品する場合、これを「コンセプトカー」と呼びます。

 ◇ ラフモデル、(大雑把なモデル)

   ◇ デザインモデル、試作モデル 

 ◇ スケールモックアップモデル

 ◇ ワーキングモデル

 ◇ ダミーモデル



 
       モデリングに使われる材料について

モデリングのクォリティを上げる為には、作るものの特徴をどう捉え、
それをどう作り込むかがキーとなる。

大まかな特徴を捉え、そして詳細をしっかりと把握する事が、
説得力あるモデリングへの近道となる。

  ◇発泡モデル 

  ◇FRPモデル

  ◇プラスチック(樹脂)

  ◇金属モデル (鋳造・旋盤など)

  ◇クレーモデル

  ◇モデリングワックス など



プロダクトデザインの分野はこれらの材料を使う場合が多いが、
モデリング材料としてはこれでないといけないということはない。

布とバルサ材で、綺麗な曲面を持つモデリングも見たことがある。
工法も物作りにつかう工法はすべてあるとみていいだろう。

しかし、昨今のモデリングというと3D・CADで映像でみせるということが、
コンピューターのソフト技術の進歩とともに多く使われるようになった。

デザインワークの時間の短縮化という面でみても、プロダクト
デザインだけの問題ではなく、我々がこれから直面していくで

あろうコンピュータの発達と設計作業の変化(デザインワークの変化)には、
注意をはらう必要がある。

しかし、今までのモデリングの仕方を学んでおくことは
人間として、教養として損なことはないはずです。



参考HP

      ものづくりの現場から クレーモデル >>

  リモコンのデザイン ラフモック製作 >>



 ■ プロダクトデザイン 11 課題 ■

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これは自動車などのクレイモデルに使われるクレイで工業デザイン、
石膏などの型とり用、彫塑彫刻のモデリング、工芸用など幅広い分野で

用いられる成型油土です。
天然粘土の可塑性を活かし硫黄を使用しないタイプの成型油土です。

これを、使用しクレイモデルの実際を経験してみましょう。
なんでもいいので、何か作ってみましょう。


  ◇◇

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