2011/03/29

■ クラフトデザイン 30 (金工)■

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■七宝焼きと琺瑯(ほうろう)■


七宝という言葉は日本独自の名称で、文字どおり七つの宝のように
美しいものという意味で使われるようになったものですが、

その語源は、阿弥陀経や法華経の経典に極楽浄土を表現して
「金、銀、瑠璃(るり)、玻璃(はり)、瑪瑙(めのう)、真珠、

しゃこ、によって彩られ、七宝荘厳なり」と説かれていることから
引用されたといわれています。

それほどに、硝子質の釉薬と金属の織り成す繊細華麗さは、
他に例を見ない美しさということであります。  


その技法は金、銀や銅、鉄などの台にガラス質の釉薬を塗り、
700~800度で焼付けて装飾を施す技法である。

輪郭を銀線などで仕切ってそこに釉薬を塗る技法を有線七宝、
線で仕切らず台に絵を描くように釉薬を塗る技法を無線七宝という。

他に地金の表面にタガネなどで彫金を施して釉薬を塗る象嵌七宝、
透かしにした部分に透明釉薬を塗る透胎七宝など様々な技法があり

他にマーブル七宝、噴釉七宝、書き割り七宝、銀箔七宝、有線七宝など
色々な技法があります。

そして、琺瑯(ほうろう)とは鉄、アルミニウムなどの金属材料表面に
シリカ(二酸化ケイ素)を主成分とするガラス質の釉薬を高温で

焼き付けたものです。
化学的耐久性に優れ、食器、調理器具、浴槽などの家庭用品や、

屋外広告看板、標識、鉄道設備用品、ホワイトボード、
化学反応容器などに用いられる。

その歴史は古く、紀元前1425年頃に製作されたと推測される世界最古の
琺瑯製品とおぼしき加工品がミコノス島で発見されています。

また、ツタンカーメンの黄金のマスクの表面にも
琺瑯加工が施されています。


参考HP

  七宝焼きの作り方と技法 >>





■ 金属加工その他 ■

金工という手加工の技法に対して、機械加工による金属加工の
ジャンルがあります。

かつては鍛冶屋などと言う呼称も使われていました。
鉄工所は、鉄という字が含まれているが、鉄に限らず広く金属類を

加工することを請け負っています。
現在では、プレス職人、溶接工など、細分化された名称が主として

用いられています。
建築物の鉄骨階段、手すり、フェンスなどさまざまな加工技術と

工作機械などが用いられます。



この章のキーワード

 ◇切削加工

  旋盤、自動旋盤、NC旋盤、NCフライス、放電加工、レーザー加工他

 ◇プレス加工

  単発プレス、順送、ブレーキ、タレパン等

 ◇放電加工

 ◇板金加工、精密板金

 ◇溶接加工

  スポット溶接(アルミスポット溶接)
  ガス溶接

  アーク溶接 - ティグ(TIG)溶接・ミグ(MIG)溶接
  ろう付け(ロー付け)

 ◇塑性加工

  冷間圧造(ヘッダー加工)
  汎用ヘッダー、多段ホーマー

 ◇粉末整形



■クラフトデザイン 30課題■

 ■ 金工・自由制作 ■

今までに習得した技法を応用して、決められた期間の中で
制作計画を立て、自由に何かを制作してみよう。

自分に合ったテーマや技法を見つけて追求してみてください。
金属だけではなく、この章の七宝焼きのように陶芸や木工など、

異なる素材や技術を併用して作品つくりに挑戦してみるのも
新たな作品作りの一つの傾向と言えるでしょう。

参考 HP

 ボルト*ナットのロボット置き物 ステンレス雑貨 kurobo工房 >>

 


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