2010/01/25

■ 建築デザイン 3 ■

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■  図面を描くという事 CADシステム ■


建築製図というものは、単純なものではありません。
簡単にいえば、建物を造るための図面を製作するということであるが、

図面という成果品を造りだすもとには、まず、設計(Planning & 
Design)という行為がある。

設計は、まったく形をなさずに頭の中に構築するだけでも概念として
出来上がる。

近世以前の大工の棟梁や庭師たちが、図面なしに他の職人や労務者に
指示を与えて、その設計された内容を完成したような場合である。

しかし、近代では、技術・技能の複雑化に加えて、契約の問題などが
あって、何らかの設計成果がなければ、建築という非常に複雑な
要素をもった製品を完成することは難しい。

そこで、設計の意図を正確に伝えるために、図面や仕様書などに
表示する事が大切になる。

その図面を造る事が製図(Drawing)である。
なお、建築士法では、図面と仕様書をあわせて、「設計図書」という
用語を使っている。

設計意図の概略は、いわゆるスケッチという簡単な図面によって
伝える事も出来る。

しかし、それだけでは、部分部分の寸法や材料、構造、性能などが
明確にならず、完成品の姿も充分に予想しにくいし、費用の算定も
出来ない。

そこで、できる限り正確で矛盾のない図面を作成しなければならない。

できあがった図面は、建築主はもちろん、多くの工事関係者、
確認申請や許可の申請の審査担当者、消防署、融資があれば

その貸出機関など、さまざまな人が見ることになる。

したがって、図面は正確であると同時に読みやすいものでなければ
ならず、そのために製図の一般的な決まりを度外視して描くことは
誤解のもとになる。

製図には、自己流は許されず、基本から系統的にしっかりと学ぶ
必要がある。

昔は、製図版、T定規、三角定規、鉛筆で製図をしていた。
ある先輩は三角定規一枚で、すべての図面を実に職人技とも

いえるスピードで、すばらしい図面を描きあげたそうです。

私が、学校で学んだ頃はすでに平行定規とかドラフターという
製図機器があり、それにシャープペンシルで手描きの図面を
描いてきました。

手描きの図面の場合、同じ図面を描いているのに人それぞれの個性や
上手、下手さが如実に表れて、いかにきれいに美しく描かなければ
ならないかと苦心したものです。

図面が汚いと設計物件までもが美しくないと評価されたりもしました。

現在は、コンピューターを使ったCAD(キャド、Computer Aided Design)
システムで描くというよりは、図面を編集していると言ったほうが
正解かもしれません。

設計事務所で、前の物件の図面や標準の設計図面をもちいて
編集しながら別な物件の設計図面を作成する。

そこには、個人の性格や上手、下手はうまくカモフラージュされて
しまいます。

しかし、いろんな事務所の図面を見ていくと気付くのですが、
今度は事務所なりの個性が図面から読み取れるのです。

併せて、CADで描いた図面であっても美しいきれいな図面、
そして解かりやすい図面というのが存在するのです。

もともとCADシステム自体が、シャープペンシルをマウスにして
デスクトップを製図板にした感覚でシステムが作られているからでしょう。


[参考HP]

             フリーのCADソフト 窓の杜ライブラリ>>



■ 本日の課題 建築デザイン 3 ■

JW-CAD for Windows をインストールし何の図面でもいいので、
図面を描くということにチャレンジしてみましょう。 

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◇この章のキーワード◇

図法とレタリング
設計用紙
デザイン用紙の種類
図法幾何学
平面図学
立体図学
測量図学
図の表現と投影変換
CADシステム


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