2010/01/20

■ 建築デザイン 2 ■

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■ 建築デザインの目標 ■


設計(建築ではデザインのことを設計と言います。)の目標には、
抽象的なものから、歴史的なもの、景観重視のもの、技術的なもの、
コスト重視のもの、いろいろあります。

しかし、それを利用する人々の切実な要求をできるかぎり活かすと
いう大切なものです。

私達はその解釈に建築への具体化に大きな責務をもつということです。

しかし、そこには個人の自由さのなかに人々が集まって生活するという、
社会的な約束事があり、それらをも守りながら築き上げるという

個人的な観点と社会の福祉に貢献するという観点をも
加味しなければならない。

いつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、いかに、という疑問形のうち
「いかに築き上げるか」が目標達成のために一番重要になってくる
所以である。


設計条件のチェックリストを見てみましょう。
(難しい言葉の場合は、インターネットで検索して調べて見ましょう。)



1、建築企画の条件

        いつ、どこで、誰が、何を、何のために、いかに建築しようとしているのか

2、建築敷地の条件

a、計画条件 
   都市又は地域、あるいは地区の沿革  
伝統、習慣、歴史、都市発達の動向、都市機能の性格

敷地付近の地勢
平坦、丘陵、谷間、形、大きさ、地層の概略、標高、
河川の関係、海浜の関係、地すべり

敷地付近の気象
       気温、雨量、積雪、日照、風向(風量)、最大風速、温度、過去の災害

都市区又は地区の人口動態
分布、構成(年齢別、職業別)、世帯の特性、人口変遷、人口密度

都市又は地区の産業動態
第一次産業、第二次、三次産業、周辺商業地現況

都市又は地区の施設現況
公共建物(宗教、金融、医療、教育、交通-鉄道など-、供給処理)

       他の高層ビル、道路施設、市町村役所、公民館、郵便局、上下水道、
       電力施設、駐車場


b、敷地資料

敷地測量図
    法的記述 登記面記載事項(地目等) 既存建築物 現況把握 
                  天然記念物、文化財等

計画道路 計画中のもの(道路、地下鉄など-近辺を含む) 
                                周辺道路幅員、高低差

地上権、地役権
     隣接敷地との連結  側溝、地下障害物等


c、設備施設資料

上下水道施設 位置、容量、将来計画
ガス施設   位置、容量、将来計画

電気施設   電話、TV、有線等の弱電含み 位置、容量、将来計画
エネルギー施設 (プラントとの関係) 熱供給会社等

共同溝との関係 位置、容量、将来計画
じんあい処理施設  位置、容量、将来計画

電波障害対策  電波障害調査等、対策


d、法規の制約

用途地域 有無(住居地域、商業、工業)、未指定
建ぺい率、容積率、壁面線の指定、緑地、空地率
容積制限 容積率、高さ(斜線制限、日影規制等)

防火地域   地域指定 準防火地域

地区指定  風致地区、特別工業地区、文教地区、臨港地区、公園等

事業決定に伴う制限 災害危険区域、建築協定区域等


e、地盤調査資料  許容地耐力等

f、敷地環境調査  景観の現況等、建築計画のお知らせ等近隣対策


3、その他





 このように、現代建築は複雑で高度な機能を持っています。
その設計は、当然それらの機能を充足した上に新しい主張が行われています。

そして設計のチェックポイントは一般の人々が想像する以上に多いのです。
機能のどの一つがもれても、建築全体の質に大きく影響するのです。

さらに、建築の大規模化により、設計側の体制にも組織化が必要になり、
設計者自身は設計の分割された部分を担当するようになっています。

ここに、各担当の作業に重複や欠落した部分が生じないように、
範囲と順序を決めておく必要がでてきたわけです。

このような背景から、チェックリストは設計作業の中にすっかり
定着しつつあります。


■ 建築デザイン 2 課題 ■

今、自分の住んでいるところを建て替えるとしたら
いったいどういうことをチェックしなければならないでしょうか?

道路の位置、方位、実際の日照状況、風向き、など
いろんな点が上記のように考えられますが

デザイン行為のチェックリストとして、次の点を箇条書きで書いてみましょう。


   生活のために必要な建て物が、あなたにとって

生理にとって快適であるか否か それはどの点か

心理にとって自然であるか否か それはどの点か

労働にとって便利であるか否か それはどの点か

欲望にとって満足であるか否か それはどの点か

精神にとって魅力的であるか否か それはどの点か



建て替える場合の目標は、上記の否な点の改善にあるわけです。





◇この章のキーワード◇

◇ 設計のチェックリスト
◇ 設計のフローチャート
◇ 基本構想と企画作業
◇ 企画設計図書作成要領
◇ 設計プロセスのパターン




〔 参考HP 〕

日本建築学会 建築計画系論文集/建築設計者の思考の連続(PDF)>>



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