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(2012/1/30 13:52時点) 感想(0件) |
■ ピクトグラム ■
国際交流の活発化や高齢化社会への移行などを背景に、
異なる言語や年齢などが障壁にならない表現が求められている。
また、増大する情報量、複雑な機器を日常的に操作する
必要性などから、より端的な、分かりやすい表現に対する
希求も高まっている。
表現のいわゆる“ビジュアル化”は,より分かりやすい表現に
対する要求と、情報をイメージで受信、発信するのを好み、
画像や映像の制作や編集技術を個人レベルで獲得した世代の
増加により、今後いっそうの進展を見せるものと思われる。
文字や言葉ではないイメージ情報は、一般的にプレゼンテーション
5に記した概念図・図表などのほかに、これから述べる
ピクトグラム・イラスト・絵画・写真・動画(アニメーション含む)
などがある。
■ ピクトグラムとは ■
「絵文字」「絵ことば」と訳されるピクトグラムは、
「グラフィック・シンボルの典型であって、意味するものの
形状を使って、その意味概念を理解させる記号」と定義し、
「事前の学習なしでも、即時的、国際的にわかる伝達効果を
特長とする」ものという。
1925 年、オーストリアの哲学者・教育者であるオットー・ノイラートに
より提言された絵文字システムISOTYPE
(International System of Typographic Education)では、
数値データを分かりやすく表示するためにピクトグラムが用いられた。
これ以降、年齢や教育程度に左右されない、分かりやすい表現としての
ピクトグラムの有効性が広く認識され、ピクトグラムは道路標識や
交通機関などに多くの国で使用されている。
一般には分析対象とする図記号の「枠の形」「色」「図」の
組み合わせ全体を“ピクトグラム”と呼んでいる。
シンボルマークなどは、大衆に認知されるまで何を意味しているのか
多くはわからないが、ピクトグラムは言葉が通じない外国人や
少年少女から年老いた老人まで、誰でもイメージ情報が
伝わるものでなければ意味をなさない。
典型的な視覚伝達的な造形活動で、建物内の案内表示をする
サイン計画など、その応用範囲は広い。
パソコンのアイコンなどもピクトグラムとよべるもので、
WEBデザイン上のユーザビリティに影響をあたえる。
基本的には「地と図に明度差のある2色」を用いて、
その場に応じて表したい概念を単純な図として表現するための
技法が用いられます。
◇この章のキーワード◇
◇ピクトグラムの歴史
◇案内用サインの歴史
◇ピクトグラムの構造
◇新しい利用方法
◇PICシンボル
◇語彙データ
◇アニメーションピクトグラム
◇JIS絵記号
◇ダイヤグラム
[参考HP]
ピクトグラム アンド コミュニケーション >>
■ グラフィックデザイン 4 課題 ■
教育出版社と言う教科書の会社のHPに、高校の情報科部門の
授業プランの中に、
「自分だけのピクトグラムを考えよう!」という課題例があります。
【 課 題 】
学校内で実際に利用できるオリジナルのピクトグラムを
2つ以上作成する。
教育出版情報科 授業プラン >>
その課題に、挑戦してみましょう。
◇◇
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