2010/11/30

■ プロダクトデザイン 17 ■

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   ■ 企業とデザイナーの関わり ■



 ◇ IDとGD

  プロダクトデザインの分野は、次のように大きくわけられる。

 ①IDすなわちインダストリアルデザイン→ →工業デザイン

 ②VDすなわちビジュアル(視覚)デザイン
                → →宣伝・広告・パッケージ・パンフレット

 ③GDすなわちグラフィックデザイン
                → →宣伝・広告・パッケージ・パンフレット


 ID・VD(GD)もデザインプロセスにおいては、調査・資料の段階から
 担当者が参加する。

 IDでは製品計画決定から、具体的な作業に入る。
 GDにおいては、IDのデザインコンセプト決定を受けて

 具体的な宣伝企画(広告戦略)からデザインの作業へと進む。




 ◇ ID業務の位置付け

 ID業務は商品企画、すなわち「コンセプト」を決めるところから
「製品計画」に至って一応の完結を見る。

 デザイナーには、「企業に雇用されるもの」
 「契約によるコンサルタント」「フリーランサー」の3種類があり、

 いずれもデザインは事業主またはクライアントから
 デザイナーに依頼されることから始まる。

 前者をインハウス、後者二つをフリーランス・デザイナーともいう



 依頼されると

  ①データの収集:依頼された事項に基づいて、製品自体、
              販売のポイント、消費者の状況、

                製品のバイヤー、見本市、などを調査・
                研究して創作活動の準備をする。

  ②創作活動 : スケッチ、部分図、製図、完成予想図、
                   さらに立体的な模型などをつくる。

  ③デザイン一切を依頼者に提示し引き渡す。

  ④依頼者は製造部門・販売部門とデザイナーを共同させる。

  ⑤デザイナーは各部門と協力して生産を完成させる。


 このような順序でデザインから製品販売までが一本に貫かれる
 ことになるのが、インダストリアル・デザイナーの在り方とされている。

 決定した「コンセプト」を基に、機能や機構は研究開発、
 形のある製品とするのは生産部門の仕事となっていく。

 企業における製品計画は従来、技術開発を優先する生産指向的・
 技術志向であり、デザイン業務は製造過程のなかで一つの

 プロセスとして位置付けられてきた。
 しかし、デザインはユーザーニーズに対応した商品化を目的と

 しているため、製品の付加価値を追求し高めていくソフト志向の
 計画、設計業務といえる。

 最近の商品開発の方向は、消費者サイドからの商品に対する
 付随的な機能やデザインへの関心が強くなってきているため、

 デザイン業務は従来の「技術からデザイン」のハード志向に
 対し「デザインから技術」へのソフト志向を重視した

 デザイン先行の時代へ移行しつつある。


 [参考 HP]

      デザイン経営論 佐藤康三氏  >>



 ■ プロダクトデザイン 17 課題 ■  

インダストリアル・デザイン、ヴィジュアル・デザイン、グラフィック・デザイン
そしてプロダクト・デザインそれぞれデザイナーと呼ばれる職業があります。

再度、それぞれインハウス・デザイナー、フリーランスデザイナーの
仕事の仕方を調べて、モデルとなる人物を探してみましょう。


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