2010/07/20

■ グラフィックデザイン 9 ■

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  ■ その他のエレメント ■



平面構成や立体構成でも学習しましたが、構成とは、
造形言語となった点、線、面、色、光、空間、

時間などの諸要素やさまざまなマテリアル(素材・材料)などを
用いて、触覚的、視覚的、あるいは力学的に、二次元、三次元、

その他の次元(たとえば時間)において自立的な造形として、
創造的に組織化することを言うと。

言語ですからそれらは、一つ一つは単語としてとらえます。


グラフィックデザインのその単語は、今までの章で述べてきた
文字、ロゴマーク、ピクトグラム、イラストレーション、絵画、

挿絵、写真、CGなどの他にどんなものがあるのだろうか?

1970年代、アメリカのジョン・ワインズによる
ショールーム建築「BEST」がつくられました。

とっぴな発想と半常識的な表現で、人の意表をつき、強い印象を
残すデザインであるが、このことをビジュアル・スキャンダルという

言葉を使っていますが、現代ではいたるところでこのような
グラフィック的な建築やインテリアを見ることが出来ます。


[参考HP]

  神保町1-23計画 >>



建築や都市計画のサイン計画や、看板などのデザインも
ネオンサインなどを考えると、もう、ありとあらゆるものが

グラフィックデザインのエレメントとして使用されています。




近年のエレメント

いまや印刷技術のマスメディアをベースにするデザインである
グラフィックデザインは、印刷技術の進歩と個人化、

そして急激に進化してきているこのようなインターネットなどの
電子化と巨大化するマスメディアとともに、従来のグラフィック

デザインという物差しでは、はかりきれない状況といってよいでしょう。
このため、広く視覚デザイン全般を表す、ビジュアルコミュニケーション

デザインなどという表現も使われるようになりました。
コンビニなどの現金自動取引装置のATMやパチンコやスロットマシン

などのインダストリアルデザインとの協調がはかられるところです。
もう既に、液晶画面の大型化のために建物全体が広告看板のように

なったり、バスでもタクシーにでも動画の広告が流される時代である。

WEBデザイナーだとか映像デザイナーだとか、小さい世界だけで
留まっていてはいけないかもしれない。

人間の吸収する情報の8割から9割が視覚情報だとすると、
ビジュアルコミュニケーションデザインという領域に、

インテリアデザインも建築デザインも全て入ることになる。
そうであれば、エレメントは際限がないということであろう。

しかし、盲目的にビジュアル表現を追求していっても限界があるだろう。
そこにこそ、デザインの本質が問われるのだと考えるのである。



2003年名古屋で開かれた「世界グラフィックデザイン会議」
「VISUALOGUE」のHPより、抜粋して紹介しよう。


・・・・ここから・・・

今、世界は「戦争、疾病、自然破壊、飢え、汚染……」など
難しい問題を抱えている。

私達を取り巻く環境の多くは人間の手で作り出されてきた。
その環境に対してデザインができることはなんであろうか。

それは、消費社会のニーズに答えるデザインを作り出すことではない。
真のデザインの可能性を模索し、もっと視野の広いニーズに応え、

問題を解決していくことなのだ。
情報化が進み、物事が多様化し、選択肢は無限に広がる。

その中で、デザイナーはデザインの本質を見い出さねばならない。
デザインの本質とは一体何なのか。その答えは簡単には出ないであろう。

しかし今回の会議で、その答えのきっかけとなる「種」がまかれたのでは
ないだろうか。

その種を慈しみ、育て、次世代に繋がるデザインの花を世界中に咲かせる。
それができるのは、諦めず、希望を持ち続ける私達ひとりひとりなのだ。


                                    ・・・ここまで・・・

[参考HP]

  VISUALOGUE Daily Report >>



◇この章のキーワード◇

◇立体グラフィック
◇サインデザイン

◇ディスプレイデザイン
◇スーパーグラフィック

◇レリーフ
◇飛び出す絵本

◇箱文字
◇インフォメーションデザイン

◇壁面装飾
◇パッケージデザイン

◇ジャケットデザイン
◇キャラクターデザイン

◇ビジュアルアイデンティティ


 ◇◇

 ■ グラフィックデザイン 9 課題 ■

 [参考HP]

  SDA:社団法人 日本サインデザイン協会 >>


上記HPのSDA賞の作品のページへいって、建築デザインから
グラフィックデザインまでトータルデザインされた作品を

探してグラフィックデザインのエレメントと言うものを
再度、確認してみましょう。

◇◇

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