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■ 公共的なデザイン ■
60年代後半の高度成長とともに、日本には急激な都市化の
波が押し寄せました。
こうした急激な都市化では、住環境をとりまく要素である、
公園、遊空間、歩道、街角、広場などを配慮する計画的な
環境のデザインが求められました。
これが環境デザインという新しい分野です。
この新しい分野には、グラフィックデザイナーも
主要なスタッフとして参画し、各種の案内標識など、
公共性の高いピクトグラムデザインなどを通して
グラフィックデザインを、たくさん行なっています。
それはいったいどんなものなのかというと、
公共性の高いグラフィックデザインといえば、駅の路線や
全線の乗り換えや料金が描かれた路線地図が上げられます。
バス停や道路などの交通標識などもそうでしょう。
他に、大規模施設の案内標識であったり、建物の非常口の
案内表示やトイレなどのピクトグラムは、誰でも目にしているはずです。
このようなものを、サインデザインと呼んだりしていますが
サインデザインとは一体何でしょうか?
□ サインデザイン □
人、もの、情報のすべてが、極めて速く、大量に、
そして国際的に行き交うようになった現在、
コミュニケーションの成否は、即時的、国際的理解を
いかに可能にするかにかかっている。
ピクトグラムがそのために有力視されるわけだが、
ピクトグラムには、それ以上に重要な能力のあることに
気づいている人は少ない。
世界的に日進月歩の技術文明と、言語文化の間のギャップを
うめる可能性。
こうした可能性をも、ピクトグラムは持ち合わせているのである。
(後略)ピクトグラム「絵文字」デザインより抜粋
なぜ公共的なデザインなのかというと、お店の看板や
景観を損なう看板など、クライアントは個人でも
やはりいろんな人たちに見てもらうというコミュニケーションの
手段ですので、そこには他の人々へ受け入れてもらう
公共性というものが必要になってくるのです。
[参考HP]
サインとのコミュニケーション >>
◇この章のキーワード◇
◇展示グラフィック
◇CIデザイン
◇VIデザイン
◇デジタルプリント
◇フルカラーLED
◇案内板
◇道路標識
◇ネオンサイン
◇看板
◇広告塔
◇垂れ幕・横断幕・のぼり
◇旗・オーニング
■ グラフィックデザイン 13 課題 ■
とある会社のサインデザインの実例 >>
このサイトへ行って実際のサインデザインの実例を
学習してみましょう。
◇◇
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