2010/12/25

■ クラフトデザイン概論 ■

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感想(3件)




 ■ クラフトデザインとは ■


現代クラフトと地場産業



わが国には高い技術に支えられた伝統工芸が現在も多く残されている。
都道府県すべてに、必ずと言ってよいほど水準の高い工芸製品が

地場産業として作り続けられている。
かつて日本の暮らしの現場において、季節ごとの祝い事や

生活の中での祝いの席、人々の祝いの場が盛んであったことを背景に、
家庭用品や衣類、調度品に至るまで、職人達の技と知恵が

活かされて作られたものが、生活のなかの晴れの舞台に美しく
使われていたものである。

それらは一時は衰退したものの、これらの歴史的な遺産は今また、
現代の生活のための新しいクラフトに地場産業として蘇りつつある。

地場産業としたものだけではなく、新しいライフスタイルに合ったものが
多くのクラフト作家からこれまでになく活発に生み出されつつある。



   2、クラフトの素材


クラフトデザインに関する「社団法人日本クラフトデザイン協会(JCDA)」は、
1956年に創設され、1976年には社団法人として通産省

(現:経済産業省)の認可を取得しました。
クラフトデザインの普及を図り、産業の発展と人々の生活文化向上に

寄与する事を目的に、半世紀近くにわたり日本のクラフトデザインの
中心的役割を担い様々な活動を行っております。

クラフト関連の組織としては唯一法人化された全国組織で、作家の所属する
分野は、陶・磁、漆、金属、ガラス、木、ジュエリー、染・織、竹・籐など

多岐にわたっております。

このようにクラフト製品の素材は鉱物、植物、動物やプラスチック等の高分子
化学素材が使われています。

金属にはスチール、銅、金、銀、真鍮、砂鉄やチタンなど、用途に応じて
多くの種類、技法によって加工される。

また、レーザー光線や化学製品による加工も加えられ、さまざまな工夫が
なされています。

植物では、木、竹、草類など、それらを材料として、木屑からMDFへと、
リサイクルやエコロジーの面から、再加工した素材として使われるように
なってきています。

竹も生長が早いことから、今、世界的に注目されている素材である。
プラスチックをはじめとする高分子化学素材は、急激に生活のあらゆるところに

入ってきた素材で、さらに21世紀には多くの自然素材にとって代わる勢いで、
アクセサリーなどクラフトにも多く取り入れられています。



ここで、2006年創立50周年で行われた第46回の日本クラフト展の
主旨を見てみましょう。


 
・・・ここから・・・ 展覧会主旨

日本人の創意工夫により築いてきた、世界でも類をみない高度で独自の
クラフト文化を礎に、自然素材を基本に鍛錬した技術と新しい価値観の

あるモノや、従来のクラフトのアイテムに止まることなく、日々の生活に
おける環境やホスピタリティーの観点からクラフトデザインの領域を拡げ、

現代の生活空間において成熟した美意識を生み出していくモノを公募。
従来の殻から脱皮しクラフト、デザイン、アートの枠組みに捉われることなく、

世界に向けて21世紀の社会を見据えた新しいクラフトの在り方を積極的に
アピールしていく展覧会とする。

                                    ・・・ここまで・・・


このように、現代からこれからのクラフトは、ステンレス、アルミニウム、
チタン、陶磁器、プラスチック、ガラス、木や人工的な木材や自然素材を

駆使して、多くのクラフト製品が作られようとしています。
作り方もローテク、ハイテク両面から多くの作品が生み出されていくはずです。


生活の中で使われるものから装飾品など、手技と作者の思いが織りなす
現代クラフトは人々の心の拠りどころとして、なくてはならないものと

なっているのです。

    社団法人日本クラフトデザイン協会 >>

  

■ クラフトデザイン概論 課題 ■

日本のクラフト&デザイン文化を支える作家たち >>

上記HPから作家たちの作品をみて、そのなんともいえない味わいを
感じてみてみましょう。

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