2010/09/10

■ プロダクトデザイン 1 ■

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 ■ プロダクト・デザインの特徴 ■


 ●製品とは、商品とは何か

私達は色々なモノに囲まれて生活している。これらのほとんどが
工業製品「製品」とか「商品」という言葉を耳にし、使用したり

しているが混乱して使用している場合もある。
そこで「製品」と「商品」の意味を整理するところから始めよう。

辞書によると次のように記載されている。


 製品 (Product):製造したもの

 商品 (Commodity):売り買いや取引の対象となるもの。品物。


企業によって人間生活におけるニーズを充足させるモノの販売を
目的とし、計画され製造されたモノを「製品」といい、製品が

商取引の対象となって初めて「商品」という。
企業は人間生活におけるニーズを充足させるために、モノづくりを

計画し工業手段によって製品を作り、消費者に製品やサービスを
提供している。それによって企業は利潤を得て、経営を安定させている。

企業が社会に存続(生き残る)するために必要なのが「製品計画」である。



 [参考HP]

   黒須教授のUser Engineering Lecture >>

 



 ●製品から商品に変化するプロセス 

企業によって作り出されるものは一般に下記のようなプロセスになり、
企業と消費者間、「製品」から「商品」へと変化すると考えられる。


 ① 企業は消費者の生活におけるニーズを把握する。

 ② 計画(製品計画)をたてる。

 ③ 製品を製造する。

 ④ 製造したものを販売部門を通じて製品を市場へ出荷する。

 ⑤ 市場へ出された製品に対し消費者がその価値を認め購入する。

 ⑥ この時点で「製品」は「商品」へと変化する。

 ⑦ 消費者がその製品を求める場合、その製品の本来の価値に
    加えて二次的な価値(便利、生活の向上、心の豊かさ等)に
    対して代価を支払い入手する。



消費者がその商品を所有した時点から「商品」ではなくなり
生活のための機器や器具であり、生産のための機械などの

「使用目的に応じた機能を持つモノ」になる。
「製品」は機能さえ満足させればよいわけだが、「商品」は

消費者のココロを満足させなければならず、企業は「商品」を
作るために「製品」を作るのである。



 ●商品価値とは

我々消費者が製品に対して価値を認めるということは製品の
機能と効用に対して価値を認めるということである。

機能とは:製品のもつ本来的な働き


効用とは:使いみち、使って初めて発揮される効果、
      例えば時間の節約、豊かさへのイメージ、満足感     
      ステータスなど使用者の心の中に価値づけられるもの




■ プロダクトデザイン 1 課題 ■

上にあげた商品価値の効用には、私達消費者の心理が
いろいろと働きます。

これを購買動機というジャンルの中で見てみると、いろんな
動機づけの中で私達は商品を選択し、購買しています。

いま、自分の周りのそれぞれの「商品」を取り出し、なぜ自分が、
又は家族がその「商品」を購入したのか、何に惹かれたのかを

箇条書きに、あるいはスケッチしながら書いてみましょう。

 [参考HP]

   新しい消費者行動に関する考察 >>


◇◇

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