2010/10/20

■ プロダクトデザイン 9 ■

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  ■ デザインワークに必要な3要素 ■



プロダクトデザインを行うには、どのようなユーザーがどのような目的で
その商品と関係するか、そこに求められる価値や機能は何かを良く理解し、

また推測しそのコンセプトを考えなければならない。
また、その提案をいかに理解させていくかというプレゼンテーションや

具体化する方法を考えることも重要である。
以上のような商品提案を行う上で必要となるリサーチ、コンセプトメイキング、

プレゼンテーションの作成など、商品企画の論理的展開を中心に
デザインワークの一連業務が必要になってくる。

デザインワークでは、直感的な洞察力も重要だが、ロジカルな思考、
アプローチも必須である。

プロダクトデザイナーは論理的な考え方と説得力のある表現方法を身に
付けなければならない。



 1、デザイン手配に必要な3要素

一般的にプロダクトデザイナーが外部にデザインを手配(伝達)するには、
最低でも下記の3つのものが必要と考えられる。


 ①意匠図面  部品表・総組立図・部品図など

 ②モデル   色サンプル・テクスチャーサンプルなど

 ③デザイン仕様書  発売時期・発売数・モデルの写真貼付など


他に企画書、スケッチ、パソコンによるデータ、色見本、銘板類の版下、
外装見積もり等、第三者がデザインの内容を把握し作業できるように種々、

手配する必要がある。
これらが有って部品が購入され、製造、商品化されるといっても過言ではない。

したがってデザイナーがデザインを相手に的確に伝達するには、これらの
作成に必要な表記方法、表現方法、技法等をマスターしていなければ

ならない。
手配前には検図や検索等の見直しを充分に行い、手配後の変更修正や

訂正は極力行わないように心がけたいものである。
やむを得ず修正や訂正を行うときには日付、個所、理由、氏名等を

記録して誰でも分かるようにしておかなければならない。
いずれにしろ、プロダクトデザインは組織で動く場合が多いので

上司や関係者との調整・承認を得てから行わなければならない。





 2、各ステップにおけるプレゼンテーション内容

 Ⅰ、製品計画段階

    図表が中心 管理基準表・調査資料・アイデア資料
             解析資料・製品計画書など



 Ⅱ、具体化の段階

    図表として  対外部及び他部門からの研究依頼書
             部内方針書・詳細日程表など

    透視作図として  スクラッチスケッチ・ラフスケッチなど

    工業製図として  基本寸法図・三面図スケッチ・概略製図など

    模型制作として  スケッチモデル・ラフモックアップモデルなど



 Ⅲ、プレゼンテーション段階

    図表として   意見書・提案書・プレゼンテーションパネルなど

    透視作図として  スタイルスケッチ・ディティールスケッチ・
                レンダリングスケッチなど

    工業製図として  意匠図・総組立図・部品図・ディティールなど

    模型制作として スケールモックアップモデル・ワーキングモデル
               ダミーモデル


 Ⅳ、仕様段階

    図表として  仕様表・銘板原稿・色見本・材料見本など

    透視作図として  組立図・構造分解図・テクニカルイラストなど

    工業製図として  n次試作・部品図など

    模型制作として  プロトタイプモデル(量産モデル)



以上、上記のようにデザインワークそれぞれの段階において作成するものや、
プレゼンの内容が変わってくるのは他のデザイン領域でも同じである。


 [参考HP]

  春江工業高校 プロダクトデザイン プレゼンテーション >>

プロダクトデザインのプレゼンテーションと指導資料もあります。



 ■ プロダクトデザイン 9 課題 ■


メガネフレームブランド VERUS の社員へのインタビューの
HPです。

VERUSブランドの歩み >>



本日は、私達も身近なサングラスかメガネをデザインして
春江工業高校の学生みたいにプレゼンテーションボードを

作成してみましょう。

◇◇

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