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■ 基本の寸法とは ■
1、自然のスケール
「スケール感」という言葉があります。空間のデザイナーは
多くの物質の寸法について相当の情報を経験値として持っています。
常識といってよいかも知れません。そして一般的には、寸法認識と
いう意味からは、習慣や伝統が強く働きますが、寸法は自由に
選択することができます。
新しい必要性には、かならず新しい寸法体系が用意されなければなりません。
わたしたち空間デザイナーは寸法およびその体系(相互関連性)に
ついて独自の工夫をしています。
デザイナーが常に携帯用のスケールやコンベックス(ものさし)を
持ち歩くのもそのひとつです。
2、人体の寸法
建築自体が我々が生きていくための空間であるから、すべての物は
この人体の寸法から導き出されているといってもいいでしょう。
我々が歩いたり、走ったり、休んだり、働いたりするすべての行動の
寸法が、快適であるために空間や、いろんな物に生かされています。
携帯用のスケールやコンベックスがなくても、両手を広げると
自分の身長分の長さ、私の手のひらを広げた時の親指から小指までは20cm、
立って手を上げた時の高さは205cm、私の長さを測るときの歩幅は約70cm、
というように自分自身をコンベックスとしてみると、いろんな空間の寸法認識に
役立ちます。
3、材料の寸法
建築は実に多くの材料で作られてきました。
建物一つひとつに違った寸法の材料を使用するのは無駄になるため、
それと工場で材料を作るためにも、ある決まった寸法の材料が大量に
生産されました。
モジュール寸法といい日本ではJIS規格、JAS規格によりその寸法が
ある約束事の中で決められています。
昔の尺貫法の名残で建築ではいまだに使用されています。
ベニヤ板などの板材の大きさを表すのに「3×6版(さぶろくばん)」
「4×8版(よんぱちばん、しはちばん)」などといった呼称が用いられることが
あります。
これらは長さを尺(曲尺)で表したもので、前者は3尺×6尺(= 90.9cm×181.8cm)、
後者は4尺×8尺(= 121.2cm×242.4cm)の大きさの板材を指すことが多いが、
いわゆるコンパネと呼ばれるコンジットパネルでは同一の呼称を用いても
91cm×182cm や90cm×180cm の製品が存在するのです。
町を歩いていて、あの家なんかいい感じだけど、どのくらいの広さなのかな?
どのくらいの敷地にに建っているのかな?、どのくらいの高さがあるのかな?
などと思われる事ってあると思います。
そのときに「大体の大きさ」を簡単に測る方法を書いてみましょう。
◆ 建物の大きさの判別法 ◆
建物は建材や材料などの組み合わせで、形ずくられています。
同じ大きさのパーツをつなげて壁や屋根などの建物の部分を
作ることが多いのです。
ですから、そのパーツの大きさを1つだけ測り、つなぎ合わせてある
数を数えかけ算すれば、その部分の長さがわかるわけです。
さらに、建物の建材の大きさって大体同じような寸法になっているのです。
30・45・90・180(センチ)前後といった具合にです。
見ただけで、この辺の大きさの判断ができれば
(この建材の寸法は何センチとわかっていないとちょっと間違いやすいですが)
1つのパーツの大きさをはからなくっても大体の長さを知ることができます。
床もタイル貼の場合だと、一枚の寸法×枚数で長さが解かります。
そうじゃない場合は、歩幅×歩数です。
いずれにしても、視覚的に美しいものの多くは一定の秩序があるのは確かで、
その法則を知って建築の構図的な美しさを追求していくべきでしょう。
■ 建築デザイン 5 課題 ■
鉛筆とスケッチを持って、どこか素敵だと思うお店(喫茶店がいいと思います)へ
出かけていきましょう。
そして、そのお店の縦、横、高さのおおよその寸法を測りスケッチブックに平面図、
各壁面の展開図をラフスケッチでいいので描いてみましょう。
あわせて寸法を記入してみましょう。
スケッチはくれぐれも3mより5mの方が長く描くようにネ。
◇この章のキーワード◇
◇人-道具の関係寸法
◇人-人の関係寸法
◇人の視覚 距離と認識
◇人の視覚 空間と感覚
◇人の静的集合
◇人の動的集合
◇距離と心理
◇群集流動係数
◇モジュール
◇モジュラーコーディネーション
◇呼び寸法
◇制作寸法
◇あき寸法
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