2010/11/15

■ プロダクトデザイン 14 ■

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    ■ プロダクトとプラスチック ■



テレビやラジオのキャビネット、照明器具や壁掛け時計、
家具そして床材や壁、天井の化粧材、さらに数多くの台所用品と

私達は数え切れないほど多くのプラスチック製品に囲まれて
生活をしている。

この材料使用の広がりは単に日用品にとどまらず、建築、車両、
医療、レジャー、包装、流通その他あらゆる生活分野にわたっており、

現代を使用材料によって区分するとすれば、私達は今、プラスチック
機器時代に生きているといっても良いであろう。

一方、こうした大きな広がりを見せている材料ではあるが、
その歴史は金属材料やガラス、セラミック、その他の材料に比べ

極めて浅く、工業化第一号のフェノール樹脂にしても、この誕生が
1909年だから、まだ100年の歳月も経っていない。

では、これほど早く、しかも広範囲に使用される理由は一体どこに
あったのだろうか。


1、この材料のもつ優れた特性、つまり自由な成形性、加工性、
  可塑性、近代的素材感、軽量、電気絶縁性、耐水性、耐食性

  耐薬品性、断熱性、などである。

2、百数種類におよぶ幅広い材料の種類である。

3、この材料を目的に応じたさまざまな形に加工する成形機の発達。

4、新しいプラスチックを次々に生み出す原動力となった
  合成高分子化学の進んだ技術。

5、この材料を必要とした社会背景などがあったと考えられる。



現在我が国における一人あたりの年間総使用量は70~80kgに達し
国としての年間総額使用量は米国に次いで世界第二位となっている。

とはいえ、大量使用と広範囲な普及の割には、一般の人々の材料に
対する理解の度合いは必ずしも深いとは言えず、また優れた材料で

あるにも関わらず、比較的ライフサイクルが短い製品に多く
使用されてきたのは残念なことである。

新しい合成高分子材料の研究と、これからのプロダクトデザイナー達の
機能・役割付加に期待して、百数種類におよぶプラスチックの一部を

研究してみましょう。(詳細は各自の調査にゆだねます)


  □プラスチックの2大分類 □

 〇熱可塑性樹脂(TP)

   熱を加えると溶けてやわらかくなり、金型にいれて冷やすと
   固まって製品になるが一度固くなっても熱をくわえると、

   再びやわらかくなるような性質をもったプラスチックをいう。

   ◇ポリエチレン
   ◇ポリプロピレン

   ◇塩化ビニル樹脂
   ◇ポリスチレン

   ◇ABS樹脂
   ◇アクリル樹脂

   ◇ポリアミド
   ◇ポリカーボネード

   ◇ポリ酢酸ビニル
   ◇セルロース系樹脂

                 など


 〇熱硬化性樹脂(TS)

   熱を加えるとやはり溶けて金型の隅々にまで流動するが、さらに
   加熱すると硬化して製品になり一度硬化した後はそれ以上に

   加熱しても再びは硬化しないようなプラスチックをいう。


   ◇フェノール樹脂
   ◇ユリア樹脂

   ◇メラミン樹脂
   ◇不飽和ポリエステル樹脂

   ◇エポキシ樹脂
   ◇シリコン樹脂(ケイ素樹脂)

   ◇ポリウレタン(ウレタン樹脂)
   ◇ポリイミド

   ◇ポリアミドイミド

                 など


 [参考 HP]

   プラスチックについて >>

   

 ■ プロダクトデザイン 14 課題 ■  

上にあげた数々のプラスチック材料の、それぞれの性質(特性)と
一般的に使用されている製品をあげてみましょう。


 ◇◇
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