2010/11/10

■ プロダクトデザイン 13 ■

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  ■ デザイン仕様書・配色表 ■


 Ⅰ、デザイン仕様書とは

 一般的なプロダクトデザイン製品についての仕様書とは、機器構成表、
 機器仕様書などのことをいい、機器仕様書とは、機器外形寸法図

 (上面図、正面図、背面図、側面図 など)と機器の仕様(材質、加工方法、
 塗装等表面処理方法など)が記載されている資料です。

 CAD等で外形寸法図を作成します。正面図は、後に機器の操作を検討する
 場合もあるため、できるだけ詳細に描きます。

 さらに、機器の選定作業中に調べた、機器単体の仕様を簡単な表に
 まとめて掲載します。

 メーカーによっては機器単体の機器仕様書を用意している場合もあります。


  [参考 HP]

   電気音響システムの機器構成表、機器仕様書 >>

 

 Ⅱ、製品の色彩と表面処理効果

 1、製品価値を高める色彩

 製品の色彩価値はユーザーが受ける美的効果、象徴性、季節性、時代性、
 国民性、年齢などの属性によって大きく影響をうける。

 色彩は製品の表層そのものであるから、これに関連するデザイン、商標、
 包装などの色彩はユーザーの製品選択に心理的影響を与えている。

  ① 製品に興味を持たせる。

  ② 製品の性能、品質、等級を表す。

  ③ 製品の性格を象徴する。(〇〇らしさ)

  ④ 商標と関連して企業イメージを表す。(コーポレイトカラーの導入)

  ⑤ 所有する満足感を与える。

  ⑥ 競合する商品に対して差別化できる。

  ⑦ カラーコーディネートによって個別の商品をシリーズ化出来る。
     カラーバリエイションによって関連製品をシステム化できる。

  ⑧ アクセントカラー使用は、製品のチャーミングポイントや
     企業の商標に利用できる。



 2、色彩と材質感(テクスチャ)
 製品の色彩計画では色彩材料のテクスチャの選定が同時に
 配慮されなければならない。

 製品の表面の粗さの度合いが触感(肌ざわり)と存在感(立体感)を
 表すために、製品の表面性質が平滑面(フラット)祖面であるかに

 よって製品の性格を決定付ける。
 色彩と光沢度(艶)の関係についても同様な配慮が必要となる。



 3、色彩計画に用いる色標類

  製品の色彩計画には、次のような色標類が一般に利用されている。

  ◇マンセル色票 (修正マンセル色票)

  ◇JIS標準色票(上記の色票に準拠している)

  ◇パントン・マッチングシステム(PANTON社・USA)

  ◇塗料用標準色見本帳(日本塗料工業会。色彩範囲が限定される)

  ◇印刷インクカラーガイド(大日本インク化学、東洋インク、
    帝国インクなどの印刷色が主体でありカラーイメージ選定に利用)

  ◇身辺の着色器物類から収集(各種材料チップや雑誌などのカラー
    グラビアの色調を見本として再現)

  ◇プラスチックカラーガイド(大日精化)

  ◇スモークアクリルマニュアル(電子機械工業会、各樹脂メーカー)

  ◇アルマイト着色見本帳(アルマイト染料メーカー)

  ◇電子触絞見本とサンドブラスト見本(各加工処理メーカー)


  塗装色の色彩監理は製品の表面処理仕様書により指示され、
  限界見本と共に染料配合率がマンセル値により管理される。



 ■ プロダクトデザイン 13 課題 ■  

 私たちがある製品を購入する際、多くのバリエーションの中から
 ひとつに選定する要因となるのは、製品の機能性から外観の印象まで

 様々ですが、その中で特に購買意欲に関係してくるポイントの
 ひとつが色彩です。

 今、貴方の家に有る製品のうちカラーデザインを変更するとしたら
 何の製品を、どのようなカラーに変更しますか?

 また、それは、何故ですか?


 ◇◇

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