2010/05/09

■ インテリアデザイン 20 ■

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  ■ ディティール、詳細図とは ■

インテリアをデザインするとき、最初はバブルダイヤグラムで
エスキースを開始したように、大雑把な全体像を構想しながら形を求め、

少しずつ形をなしてくると徐々に細かなところに目が移ってきます。
インテリア空間がこれら断片的な細部部分の集積と捉えるなら、

インテリア空間の物理的な全貌と細部の間に密接な関係が生れる。
ディティールはその中で位置づけられる。


ディティール[detail]とは、細部・詳細のことで、
デザインにおける接合部や納まり、表面装飾や特殊装置などの

構造や仕組みを表わすことです。
建築やインテリアデザインでは、全体の構成も重要であるが、

それにも増して空間的表情は最終的にディテールで決まる
場合が多いのです。

ディテールとは、表面の意思を支える隠れた知恵であり、
また、ディテールこそデザイン力が問われる部分でもある。

ディテールは、表面から完全に隠される場合のほか、
デザイン要素としてデフォルメする場合もある。

それは、優良なディテールとは、機能を伴なった美しさを持ち合わせるためで、
機能主義デザインの時代でさえ、ディテールは唯一の許された装飾であった。

空間デザインの詳細はmmの単位にまで及びます。
それぞれの寸法が相互に密接に関連し、さらに材料の選択も

テクスチャとして問題になります。
空間の利用者は、「そんな細かい部分なんて」と言うかも知れませんが、

部分の集まりが全体を構成していることは車でも、飛行機でも同じことです。
調整されたディテールを持った空間は、かならずピリッとした緊張感があります。

人類4000年の歴史(?)、先人達の培ってきたこのディテールを先ずは学び、
そして自分自身のディテールを考えてみましょう。


現在、ディティールは、設計者の好みや技術上の必然により
決定される場合が多かったり、また施工者の側にゆだねられがちであるが、

あくまでも設計者自身が最初に構想した全体から生み出された部分としての
ディティールを曲げてはならない。

実際、インテリアデザインの現場では大工さん達は、それぞれ自分の得意な
ディテールをもっていたり、建築材料の既製品では、すべてメーカー側の

デザイナーの方達によってデザインされているため意にそぐわない事もあるが、
それらの調整と、全体としてのバランスを取りながら、最終的にすべて

コーディネートしなければならないのです。
ようは、細かいところまでどこまであなたがこだわれるか、

こだわり通すところがプロとアマチュアの違いです。
デザイナーは常に図面上でものを捉え、それを具体化し、構想を

練るという作業を延々と繰り返してゆくだけなのです。
ディティール集や詳細図集といった先人達の細部図面を見るにつけ、

建築の構想を完成へと向けて突き動かしていくための場として、
あらためて図面の重要性が認識されます。



 □ インテリアデザイン関連 各ディテール □

 ● 造り付けカウンター納まり詳細図
 ● カーテンボックス廻り納まり詳細図

 ● 造り付け家具納まり詳細図
 ● 階段手すり詳細図

 ● 照明器具廻り詳細図
 ● 壁面飾り詳細図

 ● 内部建具詳細図
 ● 床、壁タイル割付図、

 ● インテリア什器詳細図
   その他



         [参考 HP]

          ストーリーとディティールにこだわる店舗設計 >>



  ■ インテリアデザイン 20 課題 ■

いろんな詳細図集が、市販などされていますので先人達の培ってきた
このディテールを先ずは学び、描き、そして自分自身のディテールを

考えてみましょう。

      JW-CADダウンロード・ディテールデーター >>

  大阪府建築士会 福祉の街つくり ディテールデーター集 >>


   ◇◇

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