2010/04/04

■ インテリアデザイン 1 ■

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  ■ インテリア産業概要 ■

社会資本の整備が遅れていた日本では、バブルの頃までに
いろんな街に、どんな街にも文化センターなどと呼ばれる
建物が造られました。

今はどの街でも、もう作るものなくなったなどと公共事業も
減ってきてます。

住宅も数量的に充足され、質についても着実に向上していると
みてよいでしょう。

しかし、21世紀をむかえて、さまざまな領域で20世紀型
社会からの変革が求められるようになってきています。

建築・インテリアの空間デザインにおいても、
より総合的な視点から、空間の周辺領域まで広げた

環境として捉え直そうという考え方が生まれてきている。

  環境アセスメント(環境影響評価)という、創ってからでは
間に合わない問題などを、今まで以上に21世紀の本質のところを

追求していかねばならなくなってきているのである。

このように、社会資本の建物もある程度整備されてきた現状と、
ますます進む高齢化社会など、さまざまな要因によって

メンテナンスあるいはリフォームしながらそれらを使用して
いくために、私達はいくつになってもこれからの空間の

ありかたについて、探求できる建築・インテリアデザイナーに
ならなければならないであろう。


いま、インテリアデザイナーが携わっているビジネス業界を
みてみると次のような職名で呼ばれている。

職種名は違っていても、インテリアは単品商品だけで
デザインできるものではなくインテリア空間全体まで、

併せて将来まで見据えた思考が必要なのである。



 □インテリアデザイン業界 抜粋


1、上記にあげた各施設・住宅のリフォーム業界

  高度成長期に建てられたマンションの老朽化、
  住宅ストックの増加、ますます進む高齢化社会など、
  さまざまな要因によって需要の増大が見込まれている
  リフォーム市場。

  建設会社、住宅メーカーから地元の工務店まで、多くの
  会社が参入している。
   
  職を考える際のポイントは、小さな会社でトータルした
  業務を行うか、大きな会社で一部を担うか。

  将来、独立を考えているなら、小さなところでトータルして
  経験するものひとつの方法ではある。


  職種名として

● インテリアデザイナー
● インテリアコーディネーター


  インテリアデザイン事務所・建築設計事務所など
  プランニング業務など


● リフォームアドバイザー

  コーディネーター、アドバイザーなど、呼称は
  会社によって異なる。

  顧客の要望を聞き出して、プランをまとめ、スケジュールや
  施工会社の手配などの段取りもする。

  営業を兼ねるところも多い。
  顧客の本音を引き出せる信頼関係を築くことや、工事中の
  ストレスを和らげるなどの気配りも大切。
  
  生活感覚も役に立つ。


● CADオペレーター

  増改築やインテリアプランなどの図面をコンピュータを
  使って描く。
   
  顧客への提案や関係役所への確認申請などで、デジタル
  図画が必要となる。

  建築士やインテリアコーディネーターには、自分で図面を
  引く余裕がない場合もあり、そんな時には専門のCAD
  オペレーターの活躍の場となる。



2、各施設・住宅の新築業界・不動産業界等

  住宅を買った顧客のためのインテリアコーディネート、
  マンションのモデルルームや住宅展示場でのインテリア
  デザイン・コーディネートが代表的な仕事。

  住宅メーカーやマンション分譲会社、インテリア
  コーディネートの専門会社などが主な就職先となる。

  顧客の要望を聞き出すコミュニケーション能力が必要と
  なり、そして形にする知識とセンスが大切となる。


 職種名として

   ● インテリアデザイナー

   インテリアデザイン事務所・建築設計事務所など
 

   ● ショールームスタッフ

   未経験でも入りやすいのが住宅設備メーカーの
   ショールーム。

   間取りやインテリアと絡めて相談を受けることが多く、
   自分自身の勉強にもなる。

   業界経験を積むのに適している。


  ● インテリアコーディネーター

   顧客の家やモデルルームでインテリアを
   コーディネートする。
   顧客の要望を実現することと予算を踏まえ、最適の
   空間調和を考えて家具やファブリックなどを選ぶ。


  ● エクステリアプランナー

   庭園や外構の設計、施工を行う。家の中のデザインだけ
   でなく、エクステリアのデザイン性が高まっている現在、
   ニーズも高くなっている。

   住宅メーカー、造園会社などが就転職先となる。


3、メーカー・建材店・内装・家具製造・販売・インテリアに
  関する商品全般の業界

  家具をはじめ内装、ファブリック、照明などインテリアの
  領域は幅広い。
  活躍の場も、メーカーや販売会社などさまざま。



  いずれにしてもインテリアを扱うには、単品を売るだけの
  「モノ売り」では、もはや務まらなくなっている。

  空間全体の中でどう存在感を発揮するか、既存の空間を
  どう引き立てるかといった演出と提案が不可欠。



  職種名として

  ● インテリアコーディネーター

  販売や仕入れなど、あらゆる場面で商品がどう活きるか、
  どういう売り方の提案ができるかといったコーディネートの
  スキルが必要。

  インテリア関連のさまざまな会社でニーズが高い。
  コミュニケーションをとることが大切なので、接客、
  営業経験があると役に立つ。


● バイヤー

  商社やショップなどの仕入れの仕事。
  売れる商品を仕入れるには、コーディネートの視点が
  欠かせない。

  インテリアを専門に学んで、バイヤーになる人も多い。


● ショップスタッフ

  家具やファブリックなど、インテリア関連の
  店舗販売員。


4、商業施設デザイン業界

  年間約20万件の新店舗ができるといわれるこの分野。
  飲食店に限れば、1年間持たない店舗が60%に
  達するという。

  飲食店ブームの中、堅実なプランと戦略は必須となり、
  店舗デザインとオペレーションへのコンサルティング
  ニーズは高い。

  コンセプトと事業計画を作り、それに沿ってデザインや
  設備、スタッフを配置、開店後の経営まで含めて支援する
  店舗プロデューサーに注目が集まる。


 職種名として

  ● 店舗プロデューサー

  建築、デザイン、店舗運営、資金などすべての面を
  把握しアドバイス。
    
  コンセプトに従って事業計画とスケジュールを組み立て、
  それぞれの分野の専門家をコーディネートする。
    
  また、開店後も計画通りに事業が進むよう、適宜サポート。
  店舗開店・運営の黒子的存在。広い視野と同時に細やかな
    
  気配りも大切。幅広い人脈も必要となる。



 ● 空間デザイナー

  店舗の内装、装飾、インテリアなどをデザインする。
  店舗コンセプトとオーナーのイメージを形にして
  いくのが仕事。

  動線など、運営上の視点を提示するのは、店舗
  プロデューサーの役割で、二人三脚で仕上げていく。



 ● パーサー・模型士

  店舗の外観や内装のイメージ画であるパースや
  立体模型を製作する。
  
  オーナーへの提案や、特にコンペティションの時など、
  パースや模型が威力を発揮する。


● 厨房設備士、照明コンサルタント

  飲食店の心臓部である厨房、店舗のイメージを左右する
  照明は、それぞれのプロの力が必要となる。

  厨房メーカー、照明メーカーには専門家がいる。

  特に店舗への関心が必要で、好奇心が旺盛なことも大切。
  マーケティング的視点で観察するなど、日ごろからの
  心掛けも重要。




5、デパート等その他




 〔参考 HP〕

     株)越前屋 インテリア業界リンク >>



 □インテリアデザイナーとしての職種名□

  ◇◇あわせてこの章のキーワード◇◇

 ◇ インテリアデザイナー
 ◇ 店舗プロデューサー

 ◇ リフォームアドバイザー
 ◇ キッチンスペシャリスト

 ◇ ショールームスタッフ
 ◇ 住環境福祉コーディネ-ター

 ◇ エクステリアプランナー
 ◇ インテリアプランナー

 ◇ バイヤー
 ◇ 空間デザイナー

 ◇ パーサー・模型士
 ◇ 厨房設備士

 ◇ 照明デザイナー・コンサルタント
 ◇ ディスプレイデザイナー

 ◇ 家具デザイナー
 ◇ 店舗デザイナー


 ■ インテリアデザイン 1 課題 ■

 上記の職種名ごと、その実際の仕事の中身を調べてみよう。


[参考HP]

  インテリア産業協会 >>

  社団法人 日本インテリアデザイナー協会 >>

 
  ◇◇
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