2010/04/24

■ インテリアデザイン 11 ■

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  ■ 事務所ビルの計画とデザイン ■

オフィスワークの生産性の向上、効率性の追及は、近年の
コンピューター、OAシステム(インターネット含む)の導入によって、
加速度的に強まっている。

OA機器とそのシステムの発達は、単に技術レベルの
問題だけではなく、企業の組織構成や個人の作業内容にまで

影響を及ぼしオフィス環境全体の問題としてその対応がせまられ、
労働の質という基本的な問題に至るであろうことは、
既に指摘されているところである。

インテリアデザインのうち、快適な空間の質をつくり出すと
いう事のみを目的にした場合、OA機器の発生する騒音や、

操作をする上での照明の問題に対しては、天井・壁・床材の
吸音性能を上げたり、機器を集約してパーテイション等で

囲う等の配慮がなされる事が望まれ、天井の均一な照明方式から
アンビエイトライティング及びタスクライティング方式の有効性が
認めらている。

機器についてだけではなく、照明はグレアレスで、目的に応じた
方式の選択、また、点滅回路の細分化等を含めて照明方式の
個別な解決手段が求められている。

また、これらの変化は、オフィスビルの従来の天井や壁の
持っているニュアンスとは、性格を異にすることになりつつある。

家具類については、OA機器と一体で人間工学的に計画され、
OAの発達に伴うシステム変換に対しても追従性を持ち、

作業環境の主要なユニットとなる、ワークステイションとして
開発されていくであろう。

いわば、映画などでみられる近未来オフィス空間が機器の方から
始まったのである。

しかし、人間の心がついていけず、OA機器に対座しての
個人的な作業時間が増える事は、頭の切り換えやストレスからの

開放という意味で、心の休まるレストルーム的雰囲気を持った
スペースを別に計画し、また、材質、色彩、プランティング等を

含めた自然についての計画や、組織の中の人間がお互いを
確認する事の出来る、視覚的にゆとりのある空間構成も
必要になってきた。

中小のオフィスビルにおけるこうした課題は、大規模ビルとは
また異なった様相を帯びてくるであろうし、さらに貸しビルともなれば

何をどの程度、どの様なシステムとして建築・インテリア側で
準備をするべきなのか等の判断はまだまだ難しい問題である。

OAを核としたオフィス変革は、その容器や基盤となる建築の全体を、
徐々に変質させ始めているのである。



  ◇この章のキーワード◇

   ◇アンビエイトライティング方式
   ◇タスクライティング方式

   ◇グレアレス
   ◇ワークステイション

   ◇レストルーム
   ◇プランティング

     ◇◇



 ■ インテリアデザイン 11 課題 ■

 オフィスレイアウトについては、従来の方式として

 ◇対向式配置

 ◇一方向配置

 ◇ランドスケープ方式等 のパターンがみられるが


貴方が、今勤務しているオフィス又は通学している 学校の事務室なりの
オフィスレイアウトを、 あと、2~3名の職員が増えるとしたときの

オフィスレイアウトを考え、併せてインテリアデザインのリニューアルも
検討して、提案書(プレゼンテーション)としてまとめてみましょう。


 [参考HP]

        3Dオフィスデザイナー オフィスレイアウトノウハウ集 >>

    オフィスレイアウトデザイン事例 >>


 ◇◇

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