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■ 設計図面と製図の約束 ■
インテリアを表す図面の中でも一番、多く描かれるのが
展開図であろう。
展開図は室内の立面、すなわち壁面の構成を詳細に表示する
図面で、一般的な四角い部屋では四面一式で描かれる。
描く順序は時計回りとするのが原則で、A面、B面、C面、
D面と記号をつけることが多い。
基本的には、部屋の中心に立って見た四方の壁面の構成を
描くので、窓などの開口部と建具、作り付けの家具類、幅木、
廻り縁や建具枠、壁の仕上げの種類と範囲などが表示の
対象になる。
デザインにこだわればコンセントやスイッチのなどの位置、
カーテンボックス、ブラインドなどのインテリアエレメントの位置、
壁付きの照明器具など、インテリアデザインの基本である
各インテリアエレメントのデザインもさることながらそれらを
巧みに配置し、トータルなデザインを追及していくのは
平面構成のコンポジションと同様である。
展開図の縮尺は平面詳細図と同じにする方が見易いので
1/50が多いが、1/20などで詳細に表現する場合もある。
展開図の寸法表示は、特に高さ方向が重要になる(水平方向は
平面図にしめされる)ので、天井高、内法高(床面からドアなどの
上枠の下端までの距離)、造り付け家具などの高さ、板材の
厚さなどを明記する。
床面、天井面についてはそれぞれ同様に伏図を描くことになるが、
壁も含めて平面的ではない立体的なデザインをする場合がある。
その場合は、展開図に床、天井の仕上げ断面線、床・天井伏図に
壁の仕上げ断面線を描くが、表示しきれないので別に詳細図を
描き基準通り芯からの各仕上げまでの距離を記入する場合が多い。
◇◇この章のキーワード◇◇
◇室内平面図の描き方
◇展開図の描き方
◇床伏図の描き方
◇天井伏図の描き方
◇仕上げ表の描き方
◇建具表の描き方
◇家具図面の描き方
◇部分詳細図の描き方
◇各設備図の描き方 電気、給排水衛生、換気、空調
◇透視図法
◇パースガイド
◇アクソメ
◇アイソメ
参考HP
建築CAD図面作成要領(案) >>
建築図面の種類と見方 >>
■ インテリアデザイン 4 課題 ■
インテリアデザイン概論の続き課題です。
自分の部屋の平面図、展開図、及び一面でいいので室内パースを
定規をつかって、製図のように描いてみましょう。
CADが使えたらCADでもいいので、描いてみましょう。
◇◇
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