2010/04/22

■ インテリアデザイン 10 ■

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  ■ ホテル・旅館の計画とデザイン ■

ホテル・旅館等宿泊施設は、機能・快適さを付加した面積・内部空間が
商品であり、商品としての床面積をいかに効率よく多くとるか(有効面積比)と、

その合理的計画配置が設計の要点である。

 ホテル・旅館はさまざまな施設をもっているので、インテリアデザイナーには、
全体としてひとつのデザイン・コンセプトを持ちながら各施設それぞれの

目的・機能に合わせて、特徴ある表情のインテリアデザインを
つくり出すことが期待されている。

特別の顧客設定がないかぎり、ホテル・旅館等は幅広く異なった文化・社会の
人々に提供され、長い期間に渡って利用されるものだけに、

特徴あるデザインではあってもある程度の永続性を備えた、寿命の永い
デザインが求められる。

また、インテリアデザインは出来上がった時からメンテナンス、補修が日常的な
問題となるので、インテリア設計者はその仕上材・装飾品の設計・選択に

あたってはできるだけ保守管理も考慮の中に入れなければならない。
一方でホテル・旅館の管理に偏った視点に立つと、利用者の期待する

インテリアと違ったものになりがちなので、両方の視点を持った高度な
デザイン判断が必要である。

ホテル・旅館のメイン商品である客室と宴会場についてみてみよう。


  □ 客室 □

ホテル・旅館の主要機能である「宿泊」を提供する客室部分は各々の
ホテル・旅館の性格を如実に表わすことになり、的確な商品化が
重要な課題である。

この商品化としての留意点を整理すると、

1、客室部分面積のホテル・旅館全体面積に対する比率による商品化

2、各客室の大きさとルームスケジュール(シングル、ツイン、ダブル、
  スィート等)の組み立てによる商品化

3、客室部分の形状および基準階のレイアウトによる商品化

4、客室内部におけるレイアウトとバスルーム等アメニティの対応による
  商品化


となり、これらをどのように商品化していくかがホテル・旅館の経営戦略に
むすびつく性格となるのでインテリアデザイナーの活躍の場である。

 

 □ 宴会場のインテリアデザイン□ 

中小宴会場はそれぞれテーマを持ったインテリアとなることも十分
考えられるが、大宴会場については、多様な使われ方に対応する

必要があり、色彩計画、デザイン、仕上材はホテルを代表する施設としての
十分なグレードを考慮しつつ、あらゆる使用目的に対応し得るように
配慮する必要がある。



   ◇この章のキーワード◇

    ◇ルームスケジュール
    ◇シングルルーム

    ◇ツインルーム
    ◇ダブルルーム

    ◇スイートルーム
    ◇パブリックスペース

    ◇プライベイトスペース
    ◇コンベンション

    ◇リネン室
    ◇パントリー

    ◇クローク
    ◇ベーカリー

    ◇ディッシュウォッシャー


 [参考HP]

       デザイナーズホテル・デザインホテルの画像集(北欧編) >>

   AO STYLE 旅館事例 >>



 ■ インテリアデザイン 10 課題 ■

今、自分が住んでいる街で気に入ったホテルか、旅館を見つけてみよう。
もし、そのホテルなり旅館のインテリアをリニューアルするとしたならば、

貴方は、どのようなインテリアタイプのホテル(旅館)にしようとしますか?
それとも、今のデザインのままでよろしいですか?

変えたいのであれば、インテリアデザインがメイン商品ですので、
どの様なイメージの空間デザインにしたいのですか?

最後に、それらをかなえるためのデザインをしてプレゼンテーションして
みてください。


     ◇◇

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