2010/03/01

■ 建築デザイン 11 ■

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事務所ビルの設計


生産・流通・サービスのための施設を事務所という。
そこで行われる執務作業の内容を的確に把握し、業務を

効率よく行える空間をつくり出す事が求められる。
また、同時に執務空間の快適性や都市景観の中での

外壁デザインの重要性も認識されてきた。
事務所の種類として、その所有形態により下記のように分類される。

1、自社ビル・・・・単独の企業専用ビル
2、貸しビル・・・・賃貸しを目的とするビル
3、区分所有ビル・・複数のオーナーが資金を提供し合い建設し、
区分所有するビル


□ 貸事務所の機能と構成 □

貸事務所の機能は収益部分と非収益部分があり、空間構成は、
その賃貸形式や規模によって多少の違いはあるが、次のように
構成される。



貸事務所 

   収益部分 事務 執務  一般事務室、役員室、受付、ホール等

          情報  会議室、集会室、応接室、ショウルーム、

         図書資料室、書庫、コンピューター室、コピー室等
  
         その他 社員食堂、売店、貸し店舗、貸し倉庫、貸駐車場等


  非収益部分

              共用部分 交通  玄関、エントランス、廊下、

                   階段、    エレベーター、エスカレーター等

         サービス トイレ、洗面所、化粧室、湯沸し室、倉庫等


  非共用部分 設備  空調・ボイラー室、電気室、機械室、受水槽、

         設備シャフト等(PS、DS、EPSなど)

         管理  管理事務所、防災センター、守衛室、警備室、 
                                         
               休憩室等 


□賃貸形式□

1、全階貸し・・・・建築物全体

2、フロア貸し・・・それぞれの階を単位として

3、ブロック貸し・・それぞれの階をいくつかのブロックに分けて

4、小部屋貸し・・・柱間などを単位にして、さらに小さく分けて


□レンタブル比□

延べ面積に対する貸室面積(賃貸しできる収益部分の面積)の比率を
レンタブル比といい、次の式で表わす。

レンタブル比[%]=貸室面積の合計/延べ面積×100

この数値は、収益部分の面積効率の重要な指標となるため、これを
高める事が、計画上最も必要である。


◇この章のキーワード◇

◇建築面積
◇延べ面積

◇基準階
◇特殊階

◇コアプラン センターコア
オープンコア
サイドコア
ツインコア、ダブルコア
外コア、分離コア

◇オフイスレイアウト
◇フリーアクセスフロア

◇システム天井


[参考HP]

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■ 建築デザイン 11 課題 ■

一般的な貸事務所のレンタブル比は延べ面積に対する
レンタブル比は70~80%、

基準階の床面積に対するレンタブル比は75~85%と
いわれています。

用途地域を商業地域とし建ぺい率80%、容積率400%、
30m×30mの敷地と仮定すると、建築面積は

30×30×0.8=720㎡の建物で、延べ面積最大は

30×30×4=3600㎡の建物で階数は、
3600/720=5 総5階建ての建物が出来ます。

この敷地は、南側のみ道路境界線だとしてグリッド用紙に向かい、
貴方が考える賃貸事務所ビルをレンタブル比を考えながら
エスキースしてみましょう。


◇◇
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