2010/03/19

■ 建築デザイン 20 ■

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ディティール、詳細図とは


建築を設計するとき、最初はバブルダイヤグラムで
エスキースを開始したように、大雑把な全体像を構想しながら

形を求め、少しずつ形をなしてくると徐々に細かなところに
目が移ってきます。

建築がこれら断片的な細部部分の集積と捉えるなら、建物の
物理的な全貌と細部の間に密接な関係が生れる。

ディティールはその中で位置づけられる。

ディティール[detail]とは、細部・詳細のことで、デザインに
おける接合部や納まり、表面装飾や特殊装置などの構造や
仕組みを表わすことです。

建築やインテリアデザインでは、全体の構成も重要であるが、
それにも増して空間的表情は最終的にディテールで決まる
場合が多いのです。

ディテールとは、表面の意思を支える隠れた知恵であり、
また、ディテールこそデザイン力が問われる部分でもある。

ディテールは、表面から完全に隠される場合のほか、
デザイン要素としてデフォルメする場合もある。

それは、優良なディテールとは、機能を伴なった美しさを
持ち合わせるためで、機能主義デザインの時代でさえ、

ディテールは唯一の許された装飾であった。

空間デザインの詳細はmmの単位にまで及びます。
それぞれの寸法が相互に密接に関連し、さらに材料の選択も

テクスチャとして問題になります。
空間の利用者は、「そんな細かい部分なんて」と言うかも

知れませんが、部分の集まりが全体を構成していることは車でも、
飛行機でも同じことです。

調整されたディテールを持った空間は、かならずピリッとした
緊張感があります。

人類4000年の歴史(?)、先人達の培ってきたこのディテールを
先ずは学び、そして自分自身のディテールを考えてみましょう。


現在、ディティールは、設計者の好みや技術上の必然により
決定される場合が多かったり、また施工者の側にゆだねられがち

であるが、あくまでも設計者自身が最初に構想した全体から
生み出された部分としてのディティールを曲げてはならない。

実際、建築の現場では大工さん達は、それぞれ自分の得意な
ディテールをもっていたり、建築材料の既製品では、すべて

メーカー側のデザイナーの方達によってデザインされているため
意にそぐわない事もあるが、それらの調整と、全体としての

バランスを取りながら、最終的にすべてコーディネートしなければ
ならないのです。

ようは、細かいところまでどこまであなたがこだわれるか、
こだわり通すところがプロとアマチュアの違いです。

設計者は常に図面上でものを捉え、それを具体化し、構想を
練るという作業を延々と繰り返してゆくだけなのです。

ディティール集や詳細図集といった先人達の細部図面を見るにつけ、
建築の構想を完成へと向けて突き動かしていくための場として、
あらためて図面の重要性が認識されます。



 □ 建築関連 各ディテール □

 ● 外壁納まり詳細図
 ● ドア・サッシュ廻り納まり詳細図

 ● パラペット廻り納まり詳細図
 ● 階段詳細図

 ● エプロン詳細図
 ● 玄関庇詳細図

 ● 外壁目地詳細
   ● トイレ等水廻り詳細図

 ● ベランダ・バルコニー廻り詳細図
   その他

        [参考 HP]

             今週のディテール 建築知識 >>



■ 建築デザイン 20 課題 ■

いろんな詳細図集が、市販などされていますので先人達の
培ってきたこのディテールを先ずは学び、描き、そして
自分自身のディテールを考えてみましょう。

        納まりCADデーター ダウンロード >>


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